第995 2022/02/21
卒業論文発表会 Part 1
2月15日(火)に4年生による卒業論文発表会がオンラインで行われました。今年は新型コロナウイルスによりオンラインでの発表となりましたが、一人一人が4年間で培ってきたものを研究に活かし、発表していた姿はとても素晴らしいものでした。そこで、卒業論文発表会を終えた4年生8人に話を聞きました!
始めに、「体育の話し合い活動に関する研究」について発表した川又に話を聞きました!
なぜこのテーマを研究しようと思ったのですか?

川又「大学3年生の時の教育実習で、話し合い活動を取り入れた体育の授業を行ったことがありました。しかしその時は、活発な話し合い活動にならず、イメージしていたものとは異なっていました。その出来事が理由で体育の話し合い活動について研究することにしました」

教育実習での反省が卒論のテーマ決定に活かされたのですね!
研究を通してどのようなことが分かりましたか?

「研究を通して、僕の行った授業で話し合い活動が活発に行われなかったのは、話し合い活動を行うための準備が不十分であったことが原因だとわかりました。また、リフレクションを応用することで話し合い活動が効果的になり、技能の向上にも繋がるのではないかという結論に至りました。
4月から学校現場で働くので、授業作りに活かしていきたいと思います!」


研究の成果を実際の教育現場で活かせるよう頑張ってください!
ありがとうございました!
 
授業作りに活かせる研究を

立派な社会人に向けて
次に、「音楽聴取が自給的運動中の生体に及ぼす影響」について発表した、長内に話を聞いてみました。

長内「まず初めに、卒論作成にあたって指導してくださったゼミの先生、発表会を企画、運営してくださった先生方、3年生に感謝を述べたいと思います。ありがとうございます。
卒論発表会本番では、4年間大学で学んだことを卒論という形で発表することができました」


4年間の集大成を発表することが出来たのですね。
発表会自体はどうでしたか?

「質疑応答の際、学生からの質問には答えることができましたが、先生からの鋭い質問には、うまく答えることができませんでした。自分の知識の無さと、質問をしっかり理解する能力が足りないと感じました。
卒論発表会は、自分の足りない部分に気付かされるものとなりました。今後社会に出ていくうえで、一刻も早く改善して、立派な社会人になれるように頑張ります」


これからの活躍にも期待しています。
ありがとうございました。
次に、「血流制限を与えた状態での有酸素性運動が呼吸循環機能に及ぼす影響」について発表した及川に話を聞きました。
卒論発表会を終えてどのような気持ちですか?

及川「まずは、卒論発表会を無事に終えることができて安堵しています。zoomという特別な環境ではありましたが、対面での発表よりもむしろ緊張せずに取り組むことができたと思います。発表内容に関しては、初めて聞く自分の研究を、誰にでも理解してもらえるように伝えることを意識しながら、構成を考えることができたと思います。一方で、失敗したなと感じたことは質疑応答でした。質問に対して、答えたい言葉は浮かんでくるのですが、順序立てて簡潔に話すことができず、中途半端な答え方をしてしまい、少し悔しかったです」

誰にでも分かるように発表することは大切ですよね!
卒論作成の中で最も大変だったことは何でしたか?

「卒論制作の中で1番大変だったことは、テーマを決定することでした。1つの題材をとっても、先行研究が多数存在する中で、自分の研究にオリジナリティを見出すには、僕自身の知識が足らず、研究を進められずにいました。それでも、指導教員の先生や同じ研究室の仲間のおかげで、テーマを決定し、研究を最後まで成し遂げることができました。僕の研究の実験に参加してくれた友人達を含め、本当に感謝しています!」

オリジナリティを出すのに苦労したのですね。
ありがとうございました!

実際の実験の様子!

小山 トレッドミル走行に関する実験
(写真は遠藤)
次に「トレッドミル走行における傾斜の違いが運動後過剰酸素消費量(EPOC)に及ぼす影響」について発表した小山に話を聞きました。
卒論作成を振り返ってどうですか?

小山「様々な文献や論文などからテーマを見つけるところから始めたのですが、なかなか興味のあるものや、新しいものが思いつかず、初手から苦労しました(笑)
テーマが決まってからは、研究意義や実験方法、実際に研究を進めるなど、色々な過程を進めて、卒論を完成させ、なんとか発表も終えることができました!」


無事に完成させることができてよかったですね!
卒論作成を通して何か学んだことはありますか?

「心から納得のいく卒論が書けたかというと微妙ですが、研究そのものや、流れを学ぶことができたので良かったです!この経験を大学卒業後に活かして、頑張っていきます!」

大学卒業後もぜひ頑張ってください!
ありがとうございました!
次に、「福島大学陸上競技部のクーリングダウン実施状況における男女の違いについて」について発表した芦野に話を聞きました!
どのような発表会になりましたか?

芦野「今年は例年とは全く異なった形での発表会となりました。スムーズに発表が出来るか、伝えたいことが聞き手に正確に伝えられるか等、様々な不安要素がありました。ですが、指導教員の先生や発表練習を共にしたゼミの友人のおかげで無事に発表会を終えることができ、一安心しています」

無事に終えることができて良かったですね!
発表を終えての感想をお願いします!

「僕の論文は福島大学の陸上競技部という特定の集団に関するものでした。世間一般に役に立つというものではありませんが、陸上競技部の後輩達のためになってくれればいいなと考えています。
卒業論文を取り組みを始めたのが周りの友人よりも遅かったこともあり、大変な期間が続きましたが、今考えればとても充実した期間とも言い換えることができるかなと思います。運営に携わってくれた3年生、発表を見てくださった皆さんありがとうございました!」


私達にとても役立つ論文でした。
ありがとうございました!
 
後輩たちに向けた素晴らしい論文

福本 足部のアーチに関する実験
次に、「足関節底屈運動における足趾へのチューブ加重が足部内側縦アーチに及ぼす影響」について発表した福本に話を聞きました!
なぜこの研究テーマにしたのですか?

福本「僕が足部のアーチに関する内容をテーマにしたのは、高校から大学を通して陸上競技を続けてきた中で、怪我などの原因として悩まされてきた部位だったからです。過去の研究を調べていくうちに、今まで、表面上だけしか知らなかった情報が、なぜそうなるのかといったメカニズムの部分と合わせて理解することができました。そこから疑問と仮説が生まれ、研究を行うに至りました」

実体験が研究を始めるきっかけになったのですね!
発表会までで一番苦労したことは何ですか?

「発表会までを含めると、発表のスライドを作成することが大変でした。発表の一人当たりの持ち時間は10分間で、論文で書いたことを全て説明するには、到底時間が足りません。そのため、重要な情報のみを残して他は全て削る必要があり、さらに、残した情報を分かりやすく配置するといったことに苦労しました。特に、今年度の発表会はオンライン開催だったこともあり、今まで見てきたものとは勝手が異なるため、発表を見てる側の立場で分かりやすい発表になるように心掛けました」

少ない時間で要点を伝えるには、分かりやすさが必須ですね!
ありがとうございました!
次に、「大学女性アスリートが月経に関して指導者に求めること」について発表した中村に話を聞きました。

中村「私の卒論のテーマは『大学女性アスリートが月経に関して指導者に求めること』でした。
卒論発表会は遠隔で行い、例年とは全く違う形式とはなりましたが、まずは無事開催されたことに感謝したいと思います」


無事に開催することができて良かったですね!
どのような発表会になりましたか?

「発表会に向けて発表練習を重ねてきたため、本番は自分の今まで研究してきた成果をしっかり発表することができました。しかし、反省点の1つとして、伝える内容が多く早口になってしまいました。人にわかりやすいように丁寧に伝えることも今後必要になってくる力であるため、今回の反省点を今後に活かしていきたいと思います。また、反省点だけでなく、自分が研究してきたものを自分の競技人生に派生させて今後も考えていきたいと思います」

自分の競技に繋げられるといいですね!
ありがとうございました!

研究を競技に活かして

最大限尽くした卒業論文!
次に、「朝食摂取が大学生アスリートの練習時におけるコンディションに及ぼす影響」について発表した杉山に話を聞きました!

杉山「大学生活4年間の集大成として書き上げた卒業論文は、テーマ決めから始まり、アンケート作成、調査、分析、卒論発表会のためのパワーポイント作り、どの工程も自分にできる最大限を尽くしました。振り返ってみるとテーマ決めから卒論発表会まで、とてもあっという間でした。卒業論文を書くにあたり、たくさんの論文を読みました。論文を読むといっても、ただ字を追うだけではなく、自分が興味のあることは何なのか、何が調べられていて、何がまだ解明されていないのか、なぜそのような結果になるのか、これ以外にもたくさんのことを考えて読まなければならず、自分の知識不足とどれだけ物事を多面的に捉えられていなかったのかを痛感しました。自分の興味のある研究分野に対して、知識を増やすのはもちろんですが、日頃から"考える"クセをつけておくことが大切だと感じました」

卒業論文を書く中で、沢山のことを学ぶことができたのですね!
発表時に心がけたことなどはありますか?

「卒論発表会に向けてスライドを作成し、発表原稿を作る上で、"初めて見聞きした人でも一目でわかる"発表になるよう心がけました。当日は、例年とは全く異なる運営方法でzoomでの発表でした。緊張して話すスピードが早くならないか、間違ったスライドを出さないかとても不安でしたが、自分の中では、うまくまとめることができたと思います!後輩たちには、私たちの発表を参考に、自分の中で納得のいく卒論を書き上げてほしいです」

とても素敵な発表でした!
ありがとうございました!
今週の人
大石英貴→大友万杏子
前回三浦から紹介を受けました、中・長距離ブロック1年の大石です。

今回は、笑顔が絶えない、宮城県出身の大友万杏子を紹介したいと思います。

彼女は僕と同じ食農学類の学生で、授業で一緒になることが多いです。僕は彼女に課題のレポートなどでとても助けられ、心の底から感謝しています。彼女には周りの人の面倒を見ることが上手な側面があると感じます。

そんな彼女ですが、陸上競技になるとその雰囲気は一変します。練習では積極的な走りで先頭を引っ張り、余裕すら感じさせるたくましい走りし、仲間を鼓舞します。また、彼女は全日本大学女子駅伝に東北学連選抜チームとして出場しており、東北ではトップクラスの実力を持っています。

まもなく始まるトラックシーズンで彼女が大きな飛躍を遂げてくれること間違いなしです。

 
編集後記

短パン男子はおしゃれですか?(佐藤)

スノボが滑れるようになりました。(奥山)

フルーツグラノーラをたくさん食べます。(利根川)

色々な入浴剤を挑戦していきたいです!(藤野)