931号 2020/08/10
東北学生陸上競技選手権を終えて
~チームとしてのシーズン初戦!3日間の激闘の結果~

8月8日(土)~8月10日(月)にかけて、宮城県仙台市弘進ゴムアスリートパーク仙台にて第49回東北学生陸上競技選手権が開催されました。1日目、2日目は雨天の中、3日目は猛暑の中チームとしてのシーズン初戦となりましたが、その結果はどうだったのでしょうか。早速出場した選手たちに話を聞いてみましょう!
良くやった!千葉桃香!!全日本インカレA標準突破!!

女子100mH に出場した千葉桃香が全日本インカレのA標準を突破しました!これまでの自己ベストは14”01の中、今回13”88のタイムで優勝し、全日本インカレへの切符を手にしました。さっそく話を聞いてみましょう!
今回の大会はどうでしたか?

千葉(桃)「今シーズン初の外部で開催される試合でした。福島大学で行う記録会とは、大きく雰囲気は異なり良い緊張感の中で走ることができました。今年は新型コロナウイルスの影響により、試合に出場する機会も減ってしまっています。その大切な一回の中の初戦が、この東北学生個人選手権でした。今までの福島大学トラッククラブ競技会でも、昨年よりもタイムが上がってきていたので、自信を持って走ることができました」


レースはどの様な走りができましたか?

「レースでは、正直スタートで出遅れたことしか覚えていません。しかし、ビデオで自分の走りを確認したところ、前半から加速に乗ることができていました。
昨年までは走力が伸びず、インターバルも走れていなかったのですが、今大会ではインターバルをリズム良く走ることができていたので少しではありますが、前進しているなと感じています。この自己ベストが出せたのも、今大会を、ここまで準備をして下さった東北学連の方々や携わった方々のおかげです。本当にありがとうございます。この感謝の気持ちをこれからも結果で恩返ししたいと思います。応援ありがとうございました」


自己ベストおめでとうございました!
感謝の気持ちを大切に、これからも頑張っていきましょう!!
ありがとうございました!

全日本インカレに向けて!!(千葉は写真右)
短距離・リレー
 
後続を引き離す金井!!(金井は写真右)

女子4×400mRチームを代表して4年の金井に話を聞いてみました!

金井「新チーム初の4×400mRでしたが、チームとして今の力は出し切れたと思います。しかし、優勝はできたものの、2位と圧倒的な差で走るには、まだまだ力が足りないと感じました」

チームとしてさらに上を目指していきたいですね!
今後の意気込みをお願いします!

「次に向けて、もっと高いレベルで勝負するには、個々の走力を上げていかなければならないと思っています。今回よりもタイムを縮められるように、常に明確な目標を持って、チーム一丸となって頑張っていきたいです

チーム一丸となって練習に励んでいきましょう!
ありがとうございました。 

女子4×100mRは、見事47.03で優勝を果たしました!代表して4年の小杉に話を聞きました。

小杉「4×100mRで優勝することができました。レースの内容としては、相手チームに影を踏ませないほどの大差をつけることができましたが、
タイムに納得いかなかったので、個々の走力が必要だと感じました」

まだまだだと感じたのですね。他には修正できそうな点はありますか?

「バトンパスでは、1-2、2-3ではスムーズに渡すことができましたが、3-4で噛み合わなかったのが反省点です。今回、4年生のみで出場しましたが、もっと4年生らしい走りやバトンパスができるよう精進していきたいです」

更なる高みを目指していきましょう。
改めて優勝おめでとうございました
 
力走する小杉!
 
アンカーの佐藤(皇)へ!

男子4×100mRを4年の佐藤(皇)に振り返ってもらいました。どのようなレースとなりましたか?

佐藤皇「今回私たちは、走順を大幅に変更しての4×100mRとなりました。久しぶりの大会でしたが、自分達のレースに集中して取り組むことは出来ました。しかし、結果は41.36と、目指しているタイムとは程遠いタイムとなってしまいました」

満足いく結果とはならなかったのですね。
目指しているタイムを狙うために、どのようなことに取り組んでいくべきですか?

「個々の走力を大幅にあげることは簡単なことではないので、今回目立ってしまったバトンパスのミスをなくすことはもちろん最低限行うべきことです。また、ミスしないように、という意識ではなく、私たちが行っているオーバーハンドパスの利点を最大限に活かしたいです。今回のレースを、リレーチーム全員で教訓にして反省したいと思います」

雨の中のレース、お疲れさまでした!

4年の能戸にレースを振り返ってもらいました!久しぶりのレース、どうでしたか?

能戸「しっかりレースをまとめてこれて自己ベストを出せたことは素直に嬉しいです。また、初の入賞でした。状況が状況なので、通常よりも少ない人数でしたが、コロナウイルスの影響により、全体練習ができない期間もあった中で、できることをやり続け、1つの成果をあげられたのは、自信にもなりました!」

これまでやってきたことが結果として現れたのですね!

「はい!まだまだタイム向上は狙えると思うので、ラストシーズン最後まで、詰めるところを詰めて悔いの残らないようにしたいと思います」

お疲れ様でした。
初の入賞おめでとうございました!!
 
必死に前を追う能戸(能戸は右から3人目)
 
大接戦でアンカーへ!(島倉は写真左)

次に4×400mRに出場した島倉に話を聞きました!レースを振り返ってみて、どうでしたか?

島倉「僕は今回、4×400mRで4走をつとめました。最近は長めの距離の調子が良く、自信を持って臨むことができました。みんなが必死に良い位置でバトンを繋いできてくれたので、何とかトップでゴールできるように走りました。しかし、結果としては2位でのゴールとなりました。今回、走りの部分では今持っている自分の力を全て出しきることができたと思います」

全員がベストを尽くし、素晴らしい走りでした!次に向け、これからどんな練習にしていきたいですか?

「レース展開の作り方に課題が残りました。そして、チームとして1位になれなかったこと、自分の役割を果たせなかったこと、非常に悔しく感じました。
今回の結果をしっかりと受け止めて、自分が引っ張っていくぐらいの気持ちで練習から頑張りたいと思いま
す」

次は1位になれるように練習頑張っていきましょう!ありがとうございました!
 中・長距離

4年の佐藤(悠)に自己ベストを出した感想を聞いてみましょう!5000m、10000mの2種目でのベスト更新おめでとうございます!

佐藤(悠)「ありがとうございます!2種目ともベストだったのも嬉しいですが、特に5000mのベスト更新は4年ぶりだったので、ゴールしてタイムを見た後は喜びよりもほっとした気持ちでいっぱいでした!高校の頃の自分をやっと超えることが出来て、今までやってきたことは正しかったのだと実感できました」

4年ぶりの自己ベスト更新は感動もひとしおですね!開催されれば次は対校選ですが何か目標はありますか?

「2種目とも自己ベストで走れたものの、対校選で充分に戦えるタイムではありません。まだまだタイムは伸びると思っているので、あと2ヶ月ほど出来る限りの努力をして、対校選で入賞して有終の美を飾りたいと思います!」

さらなる自己ベスト更新を目指して頑張ってください!ありがとうございました!
 
4年ぶりの自己ベスト!!(佐藤(悠)は写真左)
 
前に食らいつく小山(小山は写真左)

次に、1500mと3000mSCで自己ベストを更新した小山に話を聞いてみました。今回のレースはどうでしたか?

小山「二種目とも、昨年の個人戦と同様、自己ベストを更新することができました!そして、両種目で入賞できました。しかし、3000mSCも1500mも目標タイムに僅かに届かなかった心残りです。
3000mSCでは、落ち着いて入るというのは上手くいったのですが、後半耐えることができず、一時保っていた3位を守ることができませんでした」

課題の残るレースになったんですね。
1500mはどうでしたか?

「1500mは、一桁が出せなかったことと、最後競り負けたのは悔しかったですが、自分のしたかった前半から行くということはできたので、良かったです。
ベストながら、悔しさ残る大会となりましたが、ひとまず自己ベスト更新と入賞に喜んで、これからの勢いにしていきます!」


勢いに乗って頑張ってください!
ありがとうございました。

女子800mで見事優勝を果たした中村に話を聞きました!どのようなレースでしたか?

中村「800mに出場し、2.11.66で1位でした。優勝はしたものの、目標としていた2分1桁台でゴールすることが出来なかったので悔しさが残るレースとなってしまいました。
ですが、その中でも改善点がいくつかあり、自分が強くなるヒントを得ることが出来ました。自分の目標とするタイムを出すために改善点を練習や今後の大会に活かしていきたいと思います!」

満足いく結果とはならなかったものの、強くなるヒントを得ることができたのですね。
今後は、どのような意識を持って練習に取り組んでいくべきですか?

「これから公式戦が段々と多くなっていくので緊張感を持ち、レースをしっかりと意識して練習に取り組んでいきたいと思います」

更なる高みを目指して、引き続き、練習を頑張っていきましょう!
改めて優勝おめでとうございました!! 
 
今大会MVP受賞の中村!

絶好調の佐藤蓮(佐藤蓮は写真中央)

次に、400m、800mで自己ベストを更新し、4×400mRに出場した佐藤蓮に話を聞いてみました。今回の大会はどうでしたか?

佐藤蓮「400mでは、2週間前の記録会から0.5秒自己ベストを更新して走ることができました。予選で自己ベスト更新の走りをすることができましたが、チャレンジ決勝では予選の走りを修正することを意識しすぎ、前半に力んだ走りをしてしまいました。結果、後半に粘り切れず、予選よりもタイムを落とす走りになってしまいました。
800mでは、前半から良い位置につけ、スパートもうまくかけることができ、自己ベストを更新し、3位でゴールすることができました。それでも、スパートをかけるタイミングや、中盤少したれてしまったところ、最後に勝ち切る部分など細かい部分では課題が多く残りました。修正すれば1'55切りや優勝も見えてくると思うので、勝ち切れるように足の弱さを課題に練習に取り組んでいきたいです!」


課題が見つかるレースだったんですね。
と4×400mRはどうでしたか?

「今回、大学に来て初めての4×400mRでした。楽しんで走ることはできましたが、ラップタイムや他の人の走りを見る限り、悔しい思いの残るレースになってしまいました。もっと速くなって、チームに貢献できるようにしたいです!」

ありがとうございました。
課題を克服できるように練習を頑張っていきましょう!
 跳躍

次に、4年の高橋(桃)に話を聞いてみました。
走幅跳2位、三段跳優勝おめでとうございます!

高橋(桃)「ありがとうございます!走幅跳、三段跳どちらもアップから調子が良く、助走の流れもうまくつかめた試合となりました。自己ベストとはいかなかったものの、3本という限られた中で記録を伸ばしていくことができ、良い試合の流れを作ることができました。ただ、狙っていた記録が跳べずに悔しさも少しありますが、今回の試合は、とても自信になる試合となりました」

今回の試合で感じたことを自信にして、次の試合では目標記録を跳べるように頑張ってください!
声を発しての応援ではなかったものの、やはり応援は力になったようですね!

「はい!声を発しての応援は禁止でしたが、手を使って拍手という形でみんなが応援を送ってくれ、よし、頑張ろう。と気持ちを入れることができました。残り数少ない大会となりますが、集大成だからこそ悔いなく、そして笑って終われるよう、一つ一つの試合にしっかり目標を持って挑みつつも、楽しみながら陸上競技をしたいと思います」

楽しむ心は大事ですね!
お疲れ様でした! 
 
華麗なジャンプをする高橋(桃)

大会新記録の跳躍!!

次に、自己ベストを大幅に更新し大会新記録で優勝を果たした福田に話を聞いてみました。今回の跳躍はどうでしたか?

福田「今回は、今までの自己ベストである4m70を30センチ更新して5mの自己ベストで優勝することができました。4m70でポールを変えた時、ものすごく浮いたのを覚えています。その動画を見たときに、これはいけると確信しました。その後の4m80.4m90.5mと一回で成功したときはすごく嬉しかったです」

本当におめでとうございます!
自己ベスト大幅更新の要因は何かありましたか?

「終始楽しく跳躍することができました。周りのサポートはもちろん、応援はできない状況でしたが、拍手でエールを送っていただきました。
今週の記録会では、今回超えることのできなかった5m10はもちろん、日本選手権の標準記録である5m30も視野に入れての望みたいと思います」


さらなる自己ベスト更新に期待しています!
ありがとうございました。 

学生の結果はこちら

 
大会開催決定!
第35回国公立27大学対校陸上競技大会
↓↓↓
9月22日(火)~24日(木) 埼玉県上尾市上尾運動公園陸上競技場



コロナウイルスの影響で、数々の試合や記録会が中止や延期になってしまっていますが、現在上記の大会の開催が決定しています!
大学での練習ができなかった辛い自粛期間を乗り越え、気持ちを新たにチーム一丸となって戦う姿を皆さんにお見せできるよう精一杯頑張ります
そして、たくさんの応援をよろしくお願いします!
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編集後記

福島の夏がやってきました(佐藤(皇))

仙台は涼しかったです(佐藤蓮)

水泳疲れました(奥山)

魚になりたいです(千葉(晃))