第723号 2016/05/16
女子総合優勝!!!
〜第69回東北学生陸上競技対校選手権大会〜
5月13日(金)〜15日(日)に宮城県総合運動公園ひとめぼれスタジアム宮城にて、第69回東北学生陸上競技対校選手権大会(通称:東北インカレ)が開催されました。今シーズン初の対校戦となる東北インカレで女子はトラック136点、フィールド82点、総合で218点を獲得して見事優勝に輝き、7連覇を達成しました!

 
女子チームで7連覇を達成!
女子4×400mリレー22連覇!!
今大会で福島大学はマイルリレーでの22連覇を果たしました!最後の東北インカレでチームを22連覇に導いた山下から喜びのコメントを頂きました!

山下「最後の東北インカレで、伝統のあるマイルリレーの22連覇を達成できてよかったです!

とても素晴らしい伝統を引き継ぐことが出来ましたね!
これからの目標は何ですか?

「目標としていた日本選手権リレーの標準を切ることはできませんでした。もっと個人の走力をあげることはもちろん、全カレで勝負すること前提にこれから頑張っていきたいと思います!」

まだまだ上の目標があるようですね。
全カレでも頑張ってください!
 

マイルで22連覇!
;小野がMVP!!!


MVPを勝ち取る小野の走り
今大会の最優秀選手賞には、女子800mで優勝、1500mで3連覇を達成した小野が選ばれました!

小野「最優秀選手賞をいただけると思っていなかったので、とても嬉しく思います。今回は、800mも1500mも優勝し2冠達成することができ、チームにしっかり点を入れられたことは良かったと思います」

二冠を目標に頑張った成果が現れましたね!
二種目全カレですが、どのような心持ちですか?

「800mも1500mもまだまだ全国で戦えるタイムではありません。特に800mでは、大会新記録を狙っていたのでとても悔しかったです。これからは、全国で戦うということを見据えて練習に取り組み、個人戦や日本選手権、全日本インカレで戦えるように努力していきます」

最終学年としての小野の活躍に期待です!
全カレでも頑張ってください!
東北インカレ1日目
今大会初めて400mに出場して、見事優勝を勝ち取った高橋(美)に話を聞きましょう!

高橋(美)「初めての400mでしたが、長い距離の練習を積めていて、練習でもタイムが出ていたので、不安な気持ちはありませんでした。自分の中でレースの感覚をつかめたことが今回の収穫だったと思います。目標としていたタイムには届かなかったので、もっと練習を積んでいきたいです!」

新たな種目に挑戦ということでしたが、充分な準備があったからこその優勝のようです。
また、200mでも活躍しましたね!

「ありがとうございます!200mでは、取るべき点を取ることができたのでよかったと思います。しかし、200mでも目標のタイムには届かなかったので、どんな環境でも自分の力をしっかり出せるようにしていきたいと思います」

目標のタイムに向けて、また練習を積んでいきましょう!
3日間お疲れ様でした!



周りを寄せ付けない高橋の走り


矢走の力強い10000m
3年の矢走は男子10000mで粘りの走りで見事優勝を勝ち取りました!また、3日目の男子5000mでも4位という好成績を収めました。10000mはどのように走りましたか?

矢走「10000mで優勝することが出来ました。しっかりと前を見据え、粘り強く走れた結果が優勝につながったと思いますが、タイムは満足いくものでは無いのでこれから練習して全国で戦えるようにしていきたいです」

まだまだやるべきことがありそうですね。
もうひとつの5000mはどうでしたか?

「5000mはわずかながらですが、自己ベストを更新できました。しかし、目標の表彰台には届きませんでした。ラスト勝負に勝てなかったのが、とても悔しいです。今回の大会で感じたことを生かして、もっと強い選手になれるよう練習を頑張ります」

嬉しさと悔しさ両方味わえる大会だったようです。
全国でも戦える選手を目指して頑張ってください!
十種競技で大幅に自己ベストを更新し入賞を果たした梅原にも話を聞いてみましょう!

梅原「今回の十種競技では10種目中5種目自己ベストを更新し、合計点数も更新することができました。冬季練習で上がった体力のおかげでベストが出たのだと思います。昨年はギリギリのところで入賞を逃したので自己ベストで入賞し、チームに貢献出来たので良かったです」

努力の成果がこの大会で出たのですね!
今後の目標をお願いします!

「技術面はもったいない場面が多かったです。また、各種目で設定していた目標に届いた種目はやり投だけでした。今後は、もっと技術面の練習をして大幅にベストを更新できるよう頑張りたいです!」

のびしろはまだまだあります!
更にレベルアップした梅原を期待しています!


自己ベストを更新する梅原

 
清水の堂々とした跳躍!
 1年生として、初めて東北インカレで走り幅跳びに出場し、入賞を果たした清水にも話を聞いてみましょう!
福島大学の一員として、東北インカレに出場した感想をお願いします!

清水「はい、僕の中で高校総体などは個人戦の要素が大きいイメージでしたが、東北インカレは対抗戦という形で団体戦という意識が強く高校とは違っていたため、自分自身もチームの代表として出場することに強く責任を感じました。そのため、流れや勢いを作るという意味で選手全員一丸となって戦っていくのが東北インカレだと感じました。」

対抗戦というのを意識して臨んだのですね!しっかりと対抗戦ということを理解していたので1年生ながらチームに貢献出来たのですね!

「点数を取るという最低限の目標はクリアできましたが、記録はベストより程遠かったです。来年はしっかりと勝ちに行ってその先で勝負したいです!」

東北インカレは終わりましたが、今シーズンの試合はまだまだ続きます。
今後の清水の活躍を期待しています!
東北インカレ2日目 
女子10000m競歩で高野が攻めの歩きで優勝を勝ち取りました!
優勝おめでとうございます!

高野「東北インカレで初めて優勝し、全日本インカレの出場を決めることができました。
レース自体は、他大学の人と競い合っていて自分でもハラハラするものでした。タイムも自己ベストから程遠いもので納得できるようなものではありませんが、最後まで気持ちを切らさずに歩けたのは長丁場でありながらずっと応援してくれた仲間がいたからの結果だと思います」

チームの応援が高野を勇気づけたようです。
そのほかに今回優勝につながったことはなんですか?

3年前、初めての東北インカレで60分以上かかるレースをし、自分の不甲斐なさ、チームに申しわけない気持ち、でもずっと応援してくれたことに感動し涙したのを思いだしました。そして今回は絶対勝つという気持ちで歩きました。また、昨年、フォームが悪くて失格になったり、警告をうけることを気にするあまり自分の歩きができずにとても悔しい思いをしました。でも今思えばこの苦しい時期があったからこそ、自分を変えなければならないという意識で冬季練習に取り組むことができました。全日本インカレで戦うにはまだまだ足らないところがあります。でも、せっかく手にしたチャンスです。今までの私の競歩の集大成としても、多くの方の支えがあったからこそ立てる舞台であることを忘れずにこれからの練習に取り組んでいきたいです」

大きな舞台への挑戦となりますね。
全カレで高野がどのような結果を出すか楽しみです!
 

優勝し笑顔で喜ぶ高野

 
自己ベストを更新し優勝した淺澤
十種競技で昨年の二位から悲願の優勝を果たした浅澤にも話を聞いてみましょう!
優勝おめでとうございます!!

浅澤「今回初めて東北インカレで優勝することができました。2日間、何回もトラックやピットに出て、その度にみなさんに応援をしていただき、それが大きな力となりました。本当にありがとうございました!初日の競技は前半でとても力んでしまい、取りこぼしが多く、若干焦ってしまいました。しかし、高跳びで2年ぶりに自己ベストを更新することができ、肩の荷が降りた気がします。そこからはオンとオフの切り替えができ、自分らしい試合ができました!」

ベストを出せたことが心の余裕になり、今回の結果をもたらしたのですね!
次に向けての目標をお願いします!

「競技の前半の種目で取りこぼしてしまった結果、目標としていた全カレB標準突破ができなかったのが心残りです。前半の競技は10種競技全体の流れを決めると言っても過言じゃないので、スプリントの強化、総合的な体力の向上を図っていきたいです。そして全カレを始め、今後の大会ではまたひと味変わった姿で試合に臨めるようにしたいです!」

全カレでも浅澤が活躍することを期待しています!
ありがとうございました!
 自己ベストで2位入賞を果たした高橋(裕)にも話を聞いてみましょう!

高橋(裕)「前日の幅跳びが8位に終わってしまったので三段跳びでは優勝を狙っていました。結果は自己ベストでの2位でしたが満足していません。」

ベストながらも納得のいかない結果だったのですね。
気合いが入っていた分、悔しい所があったのですね。

「全日本インカレのチャンスはあと北日本インカレしかありません。一回一回の練習の質を上げて練習していき、何がなんでも優勝して全日本インカレに出場したいと思います!」

残されたチャンスは少ないです。
自分の納得できる結果を目指しこれからの練習も頑張っていきましょう!

落ち着いて跳躍ピットに立つ高橋(裕)
 

仁井田の入賞を決める投擲!
 砲丸投で入賞しましたね!どのような気持ちですか?

仁井田「7位に入賞することが出来ましたが、自己ベストを更新することは出来ませんでした。6位からの差が、かなりあっての私の記録なので、技術面、体力面をしっかり鍛えて、レベルアップしていきたいです」

今回の悔しさをバネにこれから大きく成長していく姿を見せてください!
また、砲丸投、円盤投、やり投、の3種目で入賞しましたね!3種目入賞という結果をどのように感じていますか?

「今回、円盤投、砲丸投、やり投の3種目で東北インカレに出場して入賞することができました。砲丸投、やり投は狙っていた記録や順位にまだまだ届かず、自分自身の弱さに悔しさを感じました。これから、自分の記録をどんどん更新していくためにも、日々の練習を1日1日大切にしていきます」

これからも仁井田の投擲種目での活躍が楽しみですね!
 東北インカレ3日目
安部(遥)は、今大会100mと100mHで優勝し、ともに2連覇を果たしました!

安部(遥)「4年生として臨む最後の東北インカレでしたが、冬季で改善したフォームを意識して走ることができ、結果も残すことができたので良かったです!」

今までの練習の成果を充分に発揮することが出来たようですね!
去年も同種目で2冠していましたが、今回はどのような気持ちでレースに臨みましたか?

「2連覇ということはあまり考えず、自分のレースをすることに集中しました。しかし、結果的に2連覇できて嬉しいです!まだ力が入ってしまうとフォームが崩れてしまうので、全日本インカレに向けてより速く走れる選手になれるよう、練習に励みたいです!」

東北インカレで得たことを、さらに上の大会に活かしていってください!
3日間お疲れ様でした!

 
100mハードルで連覇する安部(遥)

 
力強く走る松尾
 最終学年として臨む今回の東北インカレで、初めて400mHに出場して2位という結果を残した松尾に話を聞きました。

松尾「初めて東北インカレで400mHを走らせて頂いて、チームに得点を入れる事が出来て良かったです!しかし、3年間取り組んできたことや、3年間の思いを全て走りに繋げることができず、タイムは納得出来るものではありませんでした」

思いと走りが噛み合わない中でも、2位という結果を残すことができたのは4年生としての意地があったからだと思います!
今後のシーズンに向けてどのようなことをしていきますか?

「福島大学陸上競技部として戦うことが出来る東北インカレは終わりましたが、ここで改めて今の自分を見つめ直すことが出来ました。大学生活最後のシーズンを納得のいく形で終わることが出来るよう、日々の練習において、自分に足りない物は何かを考え、付け足していけるよう考えながら行動していきたいです!」

東北インカレは終わってしまいましたが、これからのシーズンに向けてやる気十分のようです!
松尾の今後に期待しましょう!
房田は200mで見事決勝に残りましたね!

房田「僕は昨年、怪我のため出場することが出来なかったので今回の東北インカレまでに必ず決勝で走ることを目標に練習を積んできました。そのため今回の東北インカレは絶対勝つという強い気持ちで臨みました。100mは全体の9番目で決勝にギリギリ進めず、とても悔しい思いをしました。なので、絶対に200では決勝に進んで勝つという気持ちで臨みました!」

日頃の練習から結果を求めて強い気持ちで臨んだからこそ、目標を達成出来たのですね!

「得意とする200mでは、スタートからの加速局面を特に意識したのですが、決勝では後半で接戦をものにできない詰めの甘さが出てしまいました。もっと走力をつけて勝負に対してさらにこだわらないといけないと痛感しました。また、今回の大会で仲間のサポートの大切さやありがたさを改めて感じました。感謝の気持ちを大切にこれからも陸上に取り組みたいです。」

目標を達成し、上のレベルとの戦いで感じたことがあったのですね。
更なるレベルアップを目指し、仲間と共に頑張っていきましょう!
 

 
強い気持ちで走る房田

 
優勝を決める安部(美)
棒高跳びの優勝おめでとうございます!

安部(美)「今回、女子棒高跳びに出場して自己ベストを更新し優勝することができました。先生方の指導の下、冬季練習を頑張ってきた結果が形となりとても嬉しいです。本日の競技を通して課題も見つかり、次の段階に向けての方向性も見つけることができました。記録的には全国で戦えるレベルではないので、9月に向けて練習に励みます」

冬季連の成果が実りましたね!
2年生ながら全日本インカレに出場ということでどのような気分ですか?

「1日目、2日目と先輩方の闘っている姿や、後輩たちが補助役員や部のために動いてくれている姿を見て、「勝ちたい」と思う気持ちがとても高くなりました。試合中もチームの応援や跳躍の先輩方の力をとても感じました。全日本インカレの出場を決めれたのも、3日間高い意識をもち、沢山の人に支えられ楽しく試技できたからだと思います」

とてもいいシーズンの始まりですね。
これからも頑張ってください!

やり投げで見事、連覇を果たした荒にも話を聞いてみましょう!
2連覇おめでとうございます!

荒「ありがとうございます!今回優勝すると連覇になるということを意識はしておらず、優勝して初めて知りました。ですが連覇を出来たことは素直に嬉しかったです!」

試合後に知ったのですね!
全日本インカレに向けての抱負をお願いします!

「連覇を果たすことは出来ましたが、記録的には全く満足するものではありません。今後の練習で、全日本インカレでも戦えるような記録を出せるよう頑張っていきたいと思います!」

目指す所はもっと上のレベルなのですね。
荒の今後の活躍に期待してます!
 
 

荒の優勝を決める投擲!

 
1年生ながら2位に入り込む高橋(奈)
 1年生ながらやり投げで2位に入賞しましたね!どのような気分ですか?

高橋(奈)「2位には入賞したものの記録は全く納得のいくものではなく、自己ベストにも程遠いものとなってしまったため悔しさがあります。50m46を投げると目標をたてて東北インカレに臨みましたが、自分にまだその技術がない上にパワーもないという事を実感した大会となりました」

大学での初めての大舞台を経験した高橋(奈)のこれからに期待です!
今回の大会を踏まえて今年度はどのようにしていきたいですか?

「これからは、もう一度自分の投げを見直して改善する必要があると感じました。そして、今回の大会の悔しさをバネに、全国で戦えるように練習していきます」

全国を見据た高橋(奈)のこれからを楽しみにしましょう!
 主将のお話
 照内「今回が最後の東北インカレでしたが、4年生として、そして主将としての役割を果たすことが出来ずに不甲斐ない結果で終わってしまい、非常に悔いが残る試合となってしまいました。今回で、自分たちの未熟さを痛感すると共に、去年からやってきたことがまだまだ甘かったということを身にしみて感じました。東北インカレで走ることはもう出来ませんが、今回感じた悔しさや未熟さを忘れず、次の目標に向けてまた練習していきたいと思います」
 
編集後記  
最近強風が続いているので早く風のない日が来てほしいです(照内)
東北インカレお疲れさまでした。次に向けてこれからの練習を頑張っていきたいと思います(石澤)
今回の大会は学ぶことが大きかったです。次につなげられるようにがんばります。(渡邉)
今回出場出来なかった分、これから頑張りたいです(五十嵐)