第745号 2016/10/31
バトンを繋げ!!最後の公式戦
〜第100回日本陸上競技選手権リレー競技大会〜
10月28日(金)〜10月30日(日)に神奈川県日産スタジアムで第100回日本陸上競技選手権リレー競技大会が行われました。福島大学からは4×100mRが出場します。同大会には、OGの方々が所属する東邦銀行からも4×100mR、4×400mRに出場しました。学生は惜しくも入賞には届きませんでしたが、東邦銀行チームは4×100mR、4×400mRで各2位入賞を果たしました!そして、今回の大会を最後に福島大学のOGである東邦銀行の千葉麻美さんが現役引退を表明しました。
まず初めに、大学院2年の山下に最後の公式戦を終えた感想を聞いてみましょう。

山下「最後のレースが終わりました。結果は全体の11番目で決勝進出とはなりませんでした。もっとできたという想いもありますが、今の力は出しきれました」

力を出し惜しみする事なく、最後のレースを終えたようですね。

「はい!6年間着た福島大学のユニフォーム。たくさんの思い出があります。良かったことも悪かったことも。このユニフォームに感謝です。そして、次こそは決勝へ!今回の悔しさを忘れずに、後輩たちには頑張ってほしいと思います!また、最後のレースを千葉さんと一緒に走ることができてよかったです!」

後輩が想いを継いでくれる事でしょう。

6年間お疲れ様でした。

日産スタジアムで最後の公式戦

力強いガッツポーズ!
続いて、4年の安部(遥)に話を聞きました。

安部(遥)「私は、日本選手権リレーは今年が初出場になります。1年生の時からこの舞台で走る先輩方に憧れて、最後の最後に自分も出場することが出来ました。4年間のすべてを走りに込め、結果としては決勝に進むことはできませんでしたが、後悔はありません。後輩にはこの悔しさを忘れずに頑張って欲しいと思います」

4年間の思いを走りにぶつけられたようですね。

走り終わった後、何か感じる事はありましたか?

「走り終わったあと、1番に思ったことは、高橋とここまで頑張れてよかった。ということでした。いろいろなことがあったけど、ここまで信頼できる仲間はいません。楽しいことばかりではありませんでしたが、仲間がいたからここまで走り通すことが出来ました。たくさんの人に支えられた4年間でした。応援ありがとうございました!」

ありがとうございます!

お疲れ様でした。
最後に、4年の高橋(美)に話を聞いてみましょう。

高橋(美)「去年から同じメンバーでやってきて、今までのレースで見つかった課題について反省したり、メンバー全員で話し合ったりする機会を多く作る事が出来ていたと思います。去年の全日本インカレの悔しさを胸に、今年のレースは1本1本を大切に走れました」

メンバーで同じ時間を共有する事が出来ていたようですね。

日本選手権リレーに対して、どのような思いを持って挑んだのでしょうか?

「東北インカレ、全日本インカレでの悔しい気持ちを持ち続け、メンバー全員が『日本選手権リレーでやってやろう!』と意気込んでいました。練習や会話からも、メンバーのそういった気持ちをひしひしと感じました。そして当日は今までやってきたことをそのまま出して来ました。結果は、満足いくものではありませんでしたが、このチームのこのメンバーで走り終えることができて、感謝の思いでいっぱいです」

気持ちを一つにして、臨んだ日本選手権リレーでしたね。

お疲れ様でした。

このチームで繋ぐ最後のバトン!
杜の都・全日本女子駅伝!!
〜第34回全日本大学女子駅伝対校選手権大会〜
10月30日(日)に第34回全日本大学女子駅伝対校選手権大会が行われました。仙台市陸上競技場から仙台市役所前市民広場までの6区間(38.0km)のコースで行われました。学生からは、東北学連選抜として2年の大関が2区(5.6km)を走りました。
走り終えた大関に話を聞いてみました。

大関「昨年、サポートメンバーとしてこの大会に携わり、沿道からレースを見ながら『来年こそは走りたい』と思い、1年間過ごして来ました。今年は念願叶って選手として走ることができましたが、タイムはあまりいいものではありませんでした。終始自分でレースを作る駅伝はやはり難しいと感じました」


全国は強力な選手がたくさんいるので自分のレースを展開するのは難しいですね。多くの方々が大関のレースを応援していたと思います。

「沿道から『福島!頑張れ!』というたくさんの声が聞こえ、嬉しかったです。また、新潟から家族や高校時代の顧問の先生と後輩たちが駆け付けてくれて、走りを見せることができてよかったです。今回、ずっと憧れていた舞台で走ることができた嬉しい気持ちと、全く通用しなかった悔しい気持ちを胸に、また来年リベンジ出来るようまた鍛え直したいと思います」


この駅伝に出場するチャンスは大関にはあと2回あります。今回のレースで出た反省を活かして、来年はよりいいレースができるように頑張ってください!

念願の出場を果たした大関
皆さんはどんな秋をお過ごしですか?
秋といえば、食欲・スポーツ・芸術・行楽など様々なことに打ち込める季節ですね。そんな秋ですが、その中でも最近肌寒いこともあり、家の中で読書の秋を楽しんでいる学生がいるようです。今回はそんな学生にこの秋オススメの一冊を聞いてみました。
 
藤田オススメの一冊
最初に行政政策学類の藤田にオススメの本を紹介してもらいました!

藤田「この本は日本の地方財政調整制度の生みの親とされている三好重夫の談話速記録です。地方財政調整制度とは中央と地方の財源を調整し、格差を少なくしようという制度です。その制度を外国のマネではなく、自ら考えて日本に提言したのが三好と言われています」

行政の分野の本ですね!難しそうな本ですが、どうしてこの本を読んだのですか?

「今期の講義で三好重夫が取り上げられ、先生からもオススメされたので読んでいます。速記録からは自由闊達に語る三好と、巧みに話を引き出す聞き手たちの雰囲気が伝わってきて、難しい内容ではありますがすいすいと読めます。制度をただ覚えるだけではなく、その裏事情も知った上で物事を考えることができるのでとても理解しやすいと思いました。これからも法律や制度の時代背景など裏側を調べて、勉強したいと思います」

政策をやっていく人の心情を知ることが出来る本ですね!政治に詳しくない人でも考え方を学ぶことができるので、読む価値はありますね。
次に安部(美)に紹介をしてもらいます。皆さんに読んでほしい本は何ですか?

安部「私がお勧めする作品はジャッジメントという、近未来の物語です。現在、法改正や憲法改正など話題となっていますか、その一方でたくさんの法律が作られています。物語には、『復讐法』という法律を中心に描かれる人間ドラマが描かれています」

その物語のオリジナルの法律があるのですね。名前が怖いですが、面白そうな展開になりそうですね!

「法律の設定や細かい人間関係の細部まで凝られた読み応えのある作品です。難しいそうですが、意外と短く、すんなりと読める作品でもあります。法律とは何なのか、悲しみや苦しみをどう対処すれば良いのか、考えるきっかけを与えてくれる1冊だと思います。是非機会があれば手に取り、読んでみてください」

読者に様々なことを考えさせてくれる作品のようですね。物語に登場する「復習法」が人々にどのように影響していくのか、気になる方はぜひ読んでみてください!

復讐法が気になりますね
編集後記
手が膨らみ始めました(松尾)

風邪には気を付けましょう(矢走)

そろそろコタツ出しますかね(安藤)

だんだん冬に近づいてきました(井澤)