第745号 2016/10/24
秋晴れの中、東北での最後の公式戦!!
〜第45回東北学生陸上競技選手権大会〜
10月21日(金)〜10月23日(日)に宮城県仙台市陸上競技場で第45回東北学生陸上競技選手権大会が行われました。今大会では普段出場しない種目に挑戦する選手や怪我あけの復帰戦にする選手など、1人1人様々な目標を持ち競技に臨みました。対校戦ではないものの、チーム全体がまとまり、多数の優勝者、入賞者を出すことのできた大会でした。
4年生にとって最後の公式戦
まず初めに、男子400mで3位になった照内に聞いてみました
今回シーズンベストで表彰台に登れたようですがどんな気持ちですか?

照内「最後の公式戦、今までずっとやってきた400mで表彰台に立てたことは嬉しく思います。今シーズンで1番良い記録ではありましたが、目標のタイムには遠く及ばず、有終の美というわけにはいきませんでした。悔いは残りますが、今の自分に出来ることは全て出し切ったレースだったと思います」

今シーズンを振り返ってみてどうですか?

「今シーズンはタイムがなかなか伸びず、苦しい時期が続き、何度も挫けそうになりました。しかし、最後まで競技をやり通すことが出来たのは、4年間ずっと一緒に練習してきた仲間や後輩達のおかげです。自分1人の力では、今の自分はいなかったと思うので、今まで支えてきてくれた多くの方1人1人に、感謝の気持ちを伝えたいです。応援ありがとうございました」

4年間仲間と切磋琢磨できたようですね。
お疲れ様でした。

照内の力走!!

笑顔がまぶしいですね☆
 次に女子幅跳で優勝した青木に話を聞いてみましょう。
最後の試合はどうでしたか?
 
青木「今回は、何がなんでも優勝するという気持ちで試合に臨みました。全盛期の頃の自分と比べると決していい記録ではないのですが、今自分ができることは全て出し切れました。目標としていた優勝に加えて、シーズンベストで終えることができて本当によかったです」
 
優勝できてよかったですね。
女子キャプテンとしてもチームを引っ張ってきてくれましたね.!
「はい。しかし、なかなかキャプテンとしてかっこいい姿を見せることができず、チームのみんなには申し訳ない気持ちでしたが、最後の試合で優勝でき、最後の最後に何か残せたかなと思います。たくさんの方の応援で最後このような形で陸上を終えることができます。4年間ありがとうございました」
 
青木の最後の執念が後輩に伝わったと思います。
4年間お疲れ様でした。
次に5000mで自己ベストを更新した山本に話を聞いてみましょう。
どのようなことを意識して走りましたか?

山本「目標は15分台でしたが、ひとまずベストを更新できてよかったです。
レースでは一周76秒で終盤まで押していくことを意識したのですが、位置取りの失敗や向かい風の影響もあって序盤からラップタイムを守れなかったことが反省点となりました」


目標まであと一歩でしたね。
4年間の集大成としての走りはいかがでしたか?

「最後の1000mでしっかり残りの力を出し切ることができたので完全燃焼で終われたことに安心しています。
福島大学の仲間たちと戦う最後の大会ということで走る前から絶対に悔いのない走りをすると決めていました。みんなの応援が力になりました」

4年間の想いが詰まった素晴らしい走りでした。
お疲れ様でした!
 
必死に前を追います
男子マイル!逆転優勝!!! 
 男子4×400mRでは、見事優勝を果たしました!1走中山、2走照内、3走房田、4走宮越とバトンを繋ぎ、熱いレースが繰り広げられました。ハラハラドキドキ、応援部隊も声を枯らしながら必死にエールを送りました!
 
レース後の一枚!
アンカーを務めた、宮越にメンバーの代表として話を聞いてみましょう。
レースには、どのような思いで挑みましたか?
宮越「今回のマイルリレーは4年生と走れる最後のリレーだったので、絶対にてっぺんに立ちたい気持ちがありました。悔いを残さないような走りをしようと思い、このメンバーでのラストマイルに臨みました」
ラスト50mで相手選手を抜かし、そこから差を広げ圧巻の走りでした!振り返ってみていかがですか?
「バックストレートは風が強かったので、相手選手を風避けに使いながらチャンスを狙いました。後半には自信があるので、みんなの応援からエールを貰い、スイッチを切り替え、残り半分を冷静且つがむしゃらに走りました。また、1番でゴールを通過し優勝した瞬間は感無量でした。来年からは、新メンバーでマイルバトンを繋ぐことになります。今年の自分たちよりもいい結果を出し先輩達との記録を超えていこうと思います!」
感動をありがとうございました。
来年、新メンバーでの戦いを楽しみにしています!
女子100mH と800mで表彰台独占!!
今大会の女子800mと女子100mHでは、福島大学が表彰台を独占しました。
そこで代表して四年の松尾と後藤に話を聞いてみました。
松尾は800mで優勝、また自己ベスト更新となりました!
おめでとうございます。結果を受けてどう感じましたか?
松尾「今回800mに出場し、今までとは違った緊張感の中でのレースとなりました。福島大学からは3名エントリーし、それぞれの持つ目標は異なりますが、最後は3人で表彰台に上がる事ができ、私自身素直に嬉しかったです!」

表彰式での、3人の笑顔が素敵でした♪ 
レースの内容はどうでしたか?
「記録を見ると表彰台にふさわしいレースだったのかと反省する点もあります。私は今後、大会で800mを走る事は無いと思いますが、後輩達には一本一本のレースを大切にして、レース後には反省し課題を見つけ、試合で100%の力が出せるよう、日々の練習を積み重ねて欲しいと思います」
4年生の姿を見て、私達後輩は学ぶところが沢山ありました。来年、いい結果報告ができるように頑張ります!

1・2・3フィニッシュ!
こちらも表彰台独占!
続いて、100mH出場者を代表して後藤です。レースを終えた気持ちを教えて下さい。
後藤「今シーズンの中で、1番調子がよかったのですが目標としていたタイムを達成することができず、とても悔しい気持ちです。しかし、最後の公式戦で安部と吉田と1.2.3とることができて、とても嬉しかったです。このメンバーで走る公式戦は最後だったので私にとって忘れられないレースになりました」
春先から、3人で表彰台に乗ることを目標たして掲げていたことを聞きました。
後輩に向けてメッセージはありますか?
「ハードルの後輩達にはもっと伸びしろがあると思うので、冬季練習で怪我をせず、しっかり積んで来シーズンに繋げてほしいと思います」
ありがとうございます。
先輩方の想いを胸に、頑張りましょう!
男子の自己ベスト更新多数!!
3000mSCで自己ベストを更新した豊澤に話を聞いてみましょう。今大会に向けての目標、また結果を受けて感じたことを教えて下さい。
豊澤「個人戦での目標は1500mで自己ベスト、表彰台、3000mSCで入賞でした。結果としては1500nは入賞、3000mSCは自己ベストは更新したものの入賞には届きませんでした。練習はできていたものの、1日2本のレースや2日連続のレースにきちんと対応できる体力、精神力がまだまだ足りないのかなと痛感しました。それでも余裕をもって決勝にすすめたこと、大学で初めて入賞できたこと、安定して自己ベストに近いタイムを出せるようになってきたことは自信になりました」
その自信が、冬季へのモチベーションになるのではないでしょうか。今シーズンを振り返ってみてどうですか?
「東北インカレで悔しい思いをして、その後は教育実習などもあり、きちんと練習ができない時期もありました。
それでも北日本インカレでは、久しぶりに自己ベストで走ることができ、その後は走る度に自己ベストを更新することができていました。また、後輩の存在も大きな刺激になっています。日々の練習や試合で走ることは多々あり、負けられないという気持ちのもと毎日力の入った練習ができています。このようなことがシーズン中盤からの自己ベスト更新などにつながっているのではないかと思います」
ブロック内で互いに高め合い、相乗効果が生まれているのですね!
来年の、中・長距離ブロックのさらなる活躍に期待です!

山本に続く豊澤(左)

自己ベストを更新した予選での走り!
 100mにて、自己ベストを0.01秒更新した坂本に話を聞いてみました!
今大会はどのような気持ちで臨みましたか?

坂本「今大会はシーズン最後の公式戦ということで気合が入っていました。個人種目は100mに絞り、記録を狙いにいこうとエントリーの時から考えていました。
目標タイムを10秒7台に設定し、短い距離の練習と技術系の練習を重点的に行いました」
準決勝では、追い風参考ではありましたが10秒76という記録が出ていましたね!
「自分なりに試行錯誤して練習し、試合に臨みベストを出せたのは嬉しいです。今年3度目の決勝にも残ることができました。記録には満足していませんが、シーズンの締めくくりとしては悪くないものになったと思っています。今回の試合でも大きな課題が見つかったので、それを直して、さらに記録を更新していきたいです!」
来年は3年生になる坂本。きっとチームの軸になってくれるのではないでしょうか。
さらなる自己ベスト更新に期待しています!
日本ジュニア陸上競技選手権大会
10月21日(金)〜23日(日)に第32回日本ジュニア陸上選手権大会が愛知県の名古屋瑞穂公園陸上競技場で開催されました。福島大学からは跳躍ブロック1年の清水と投混ブロック1年の高橋(奈)が出場しました。
 
羽ばたく清水!
男子走り幅跳に出場した1年清水に話を聞いてみました。
初めての日本ジュニアということで全国レベルの大会に出場してどう感じましたか?

清水「完全に実力不足を痛感させられた大会でした。今年はこの大会に照準を合わせて練習してきたつもりでいましたが、まだまだ準備不足で、悔しい結果になりました。跳躍自体に修正点が多々ありましたが、助走の感覚はよかったとおもうのでこれをしっかり踏切で潰れないようにしていきたいです」

修正点など沢山の収穫があった大会だったのですね。
同世代との大会でしたがとても刺激を受けたのではないでしょうか。

「完全に実力差を見せつけられましたが、もっと上で勝負したいとも思いました。しっかり大きな大会に出るだけでなく勝負できるよう今後の練習も明確な目標を持って取り組んで行きたいです。応援ありがとうございました」

来年以降も清水の活躍が楽しみですね。
女子やり投に出場した1年高橋(奈)に話を聞いてみました。
試合を振り返ってどうでしたか?

高橋(奈)「今回のジュニアは、調子が良く自己ベストが出せそうな感覚がありました。しかし、3投の中での動きの修正がうまくできず、最後の最後で抜かれてしまい、9位というとても悔しい結果となってしまいました。記録も、国体と同じような記録となってしまい、自分自身の技術の未熟さと、たくさんの課題が見つかった試合となりました」
 
課題が明確になってよかったですね。
この結果を踏まえてのこれからの意気込みをお願いします
「この悔しさを忘れず、これからの練習をさらに頑張って来年こそは全国でもっと戦える選手になりたいと思います!!」
 
冬季練習で力をつけた高橋(奈)に期待しましょう!

入口で一枚!
日本選手権リレーに向けて 
10月28日(金)〜10月30日(日)に第100回日本陸上競技選手権リレー競技大会が、神奈川県横浜市の日産スタジアムで行われます。福島大学からは4×100mRが出場します。
そこで、大学院2年の山下に意気込みを聞いてみましょう。


山下「福島大学のユニフォームを着て走る最後のレースです。泣いても笑っても最後。自分の走りをおもいっきりしたいと思います!来年の後輩たちのためにも繋がるような機会になればいいなと思います!リレーというバトンを繋ぐ楽しさを存分に味わいながら精一杯走りたいです!」
編集後記
最近寒いので体調管理気を付けます(小野)

芋煮が食べたくなる季節になりました(吉田)

きりたんぽ鍋食べたいです(樗澤)