第686号 2015/08/31
東北選手権
8月29日〜30日に北上総合運動公園陸上競技場で第42回東北総合体育大会陸上競技兼第46回東北陸上競技選手権大会兼第100回日本陸上競技選手権大会東北地区予選が行われました。福島大学からは12人が出場しました。
始めに女子100mHで優勝した安部(遥)に話を聞いてみましょう。3年ぶりの東北選手権でしたが、今大会を振り返ってみてどうでしたか?

安部(遥)「東北選手権は高3の時以来で2回目の出場でした。雨が降り、とても寒くコンディションとしてはあまり良くない大会になりました。しかし、全日本インカレでの悪天候を想定して、アップを工夫したり、強い向かい風の中で、ハードルのギリギリの高さを飛ぶことを意識したりすることで対処できたと思います。タイムはよくありませんでしたが、4レース目ということと向かい風を考慮すると、まずまずではないかと思います」

有意義な試合だったようですね。全日本インカレまで残り2週間となりましたが、意気込みをお願いします。

「これから2週間、身体のコンディションを整え、気持ちを高めていきたいと思います。最高の自分で全カレの舞台を堂々と走ることができるように、1本1本大切にしながら練習に取り組みたいです」

万全のコンディションで臨んでください!
全日本インカレでの安部(遥)の活躍に期待です!


安部(遥)の圧巻の走り!(写真右から2番目)


4連覇で笑顔の表彰台の小野
次に女子800mで優勝し、4連覇をした小野に話を聞いてみたいと思います。今回のレースはどのようなことを意識しましたか?

小野「今回のレースは、全日本インカレを想定して走ろうと思って臨みました。400mの入りや600mの入りなど意識していきましたが、あまり思うように走れませんでした。しかし、自分でしっかりレースを引っ張り、レースを作れたのは良かったと思います」

4連覇でも満足してないようですね。全日本インカレに向けての意気込みをお願いします!

「全日本インカレでは予選、準決勝、決勝と1本1本しっかり走って、決勝でしっかり上位に絡み、表彰台を目指していきたいと思います!」

全日本インカレでの小野の走りに期待大です!ベストな走りをできるように頑張ってください!
去年の2位という悔しい思いをした荒ですが今年は見事優勝しました!そんな荒に話を聞きました!2位だった去年の雪辱を果たしたということですが、今年と去年との違いはなんでしたか?

荒「去年は大学に入ったばかりで高校という環境から変わってしまって、目標をあまり明確に出来ていなかったのですが、今年は全カレと日本選手権出場を強く意識して大会に臨みました。その意識の違いが今回の優勝という結果に繋がったのではないかと思います」

去年と気持ちの面で大きく違ったのですね。今大会を踏まえて秋のシーズンはどのようなものにしたいですか?

「秋シーズンは自己ベストの更新に加えて全日本インカレでの決勝に残ることが目標です。今大会では53mから54mを目標にしていたので優勝はしたものの、このような記録で非常に悔しく残念です。今回の記録では到底全日本インカレの決勝には残れないとおもいます。なので、これからの練習や記録会では1本1本しっかり修整して3本のうちに決勝に残れる記録を出せるようにしたいです。全日本インカレでは必ず入賞します」

荒の強い気持ちが伝わってきました。これから始まる秋シーズンではいい記録が残せるよう頑張って下さい!


去年の雪辱を晴らす荒の投擲!


高橋(英)の3位の跳躍!
三段跳で自己ベストで2位・走り幅跳で3位と最近絶好調の高橋にお話を聞いてみます!この大会では昨年から大幅に順位を上げていますが、何が要因だと思いますか。

高橋(英)「今回は三段跳と走幅跳2種目での出場となりました。走幅跳では昨年よりも助走にスピードがついたことが順位を上げた要因だと思います。三段跳では夏の合宿で練習した、助走のスピードを落とさずにスムーズに踏み切ってホップ、ステップ、ジャンプとスイングのタイミングを合わせて跳ぶということを意識しました。それが昨年からの大幅な順位の向上に繋がったのではないかと思います」

夏の合宿で練習したことが発揮出来て良かったですね!今大会で得た物をどう全日本インカレに繋げたいですか。

「今大会は練習したことをある程度は発揮出来ましたが、まだまだ納得いくレベルではありません。自己ベストを更新したことは嬉しかったのですが、課題が多く残る跳躍とりました。全カレまであと少しですが、少しでも課題を克服し記録を伸ばしたいです」

少しでも課題を克服出来るよう頑張って下さい!
高橋(英)の全日本インカレの跳躍に期待です☆
次に女子棒高跳で自己ベストを更新し、3位になった安部(美)に話を聞いてみたいと思います。大学に入学して初めての東北選手権でしたが、今回の大会を振り返ってみてどうでしたか?

安部(美)「今大会は高校生も参加しているため、参加者も多く普段よりレベルの高い試合でした。大学初の東北選手権でしたが、高校生の時は気づくことができなかった福島県選手団の温かさを実感することができました。私は来年日本選手権に出場したいと思っていたので入賞できたことは大きな一歩になりました」

今回の経験は大きな自信につながりますね!見事自己ベストを更新しましたが、今大会に向けて何か意識してきたことはありますか?

「気温が低かったため、アップや試技を待つ時間の過ごし方に気を付けました。また、踏み切りでしっかり力を地面に加えて反発をもらうことも意識しました。最近の課題であるスイングはうまくで来ませんでした。上位の方の綺麗なフォームを間近で見ることができたので、今後良いイメージをもって練習していきたいと思います。応援ありがとうございました!」

大きな収穫があったようですね。
まだまだ潜在能力のある安部(美)に期待しましょう!
 
自己ベストを更新し、3位入賞した安部(美)(写真右)


大学で初の東北選手権を駆け抜ける照内(写真左から3番目)
次に大学に入って初めて東北選手権で決勝に進出した照内にお話しを聞いてみましょう。 大学入って初の東北選手権決勝進出ということですが、お気持ちを聞かせてください。

照内「大学にきて初の東北選手権で、秋田県の代表として400mと400mHに出場しましたが、とても悔いの残るレースとなりました。全く今回の走りには満足していません」

初の決勝進出ですが、嬉しさよりも悔しさの方が勝ってしまったようですね。走りのどこが納得がいかなかったのですか。

「初日の400mでは、前半は自分のペースでいけましたが、後半はいつもラストで切り替えられるところで切り替えることが出来ず、失速してしまいました。レース内容も結果も、全く満足出来るものではありませんでした。2日目の400mHでは、調子は良かったものの、自分のしたいレースが出来ず力を出し切ることが出来ませんでした。県別対抗でもあるということで、自分のためだけではなく、自分の県のために走ろうと思っていたのですが、全く貢献できず、悔しかったです。今回の悔しさをバネに、次の大会に向けて精進していきたいです


今回の修正点をしっかり修正して秋のシーズンも頑張ってください!大会、お疲れ様でした!
まず最初に今年、初めて東北選手権に出場した矢走にお話を聞いてみましょう!初めて走って、東北選手権はどう感じましたか。

矢走「今回のレースは今後の練習に役立つような良い練習なりました。自己ベストを狙って最初から積極的にいきました。5000mの通過が前回の自己ベストに比べ、速かったためいけると思いました。後半は落ちることなく行くことが出来き、自己ベストにつながりました。」


今後に役立つような収穫があってよかったですね!
大学生以外の選手と走ってみてどうでしたか。

「社会人が多く、東北の大学生と走る時の雰囲気と違い、いつもより少し緊張しましたが、リラックスすることを心かげ走りました。意識していたおかげでなんとかさほど緊張せずに走ることができました。残りのシーズン、10000mだけでなく5000mも自己ベストを狙っていきたいです。」


見事な作戦勝ちですね!残りのシーズンも自己ベスト狙って頑張ってください!


初の東北総体を駆け抜ける矢走(写真1番左) 
編集後記