第671号 2015/05/18
女子総合優勝!男子は総合4位
〜第68回東北学生陸上競技対校選手権大会〜
5月15日(金)〜17日(日)に、宮城県総合運動公園ひとめぼれスタジアム宮城にて、第68回東北学生陸上競技対校選手権大会(東北インカレ)が行われました。女子はトラック点、フィールド点、総合点を獲得し、見事総合優勝に輝き、6連覇を達成しました!男子はトラック点、フィールド点、総合43点を獲得し、総合4位という結果となりました。
 

平成27年度福島大学陸上競技部!!
〜トラックの部〜
東北インカレ初日の女子400mで、新宮が見事優勝しました。
どのような気持ちで今回の大会に臨みましたか?

新宮「インカレなので、まずは勝つことに専念しました。今回はそれを達成することができて良かったです」

チームのために勝ちにこだわることができたようですね!

「はい!記録は目標の日本選手権A標準とは程遠いものとなってしまいましたが、勝つレースが出来たことは大きな収穫になりました」

今回のレースでまた一つ成長できた新宮のこれからの走りに期待です!!


笑顔の表彰台


自己ベストを出した粘りの走り!

男子5000mで8位、男子10000mで4位に入賞し、2種目とも大幅自己ベストを更新した矢走に話を聞いてみましょう!

矢走「東北インカレではこの1年間の成果を出すことが出来ました。10000mではあと一歩表彰台に届かず、悔しい思いをしましたが、大幅自己ベストを出すことができました。チームに点数を入れることが今回一番大切だったのですが、戦略が甘いところが出てしまって残念でした」

悔しいレースとなったようです。
しかし、5000mでは粘りの走りを見せてくれました。

「はい。5000mでは目標どおり入賞することができ、自分の成長を実感出来ました。自己ベストもだせて、今持ってる自分の力を十分に発揮できたので自分なりには悔いはないです。今後は更にスピードをつけていけるように、練習を積んで行きたいです!」

更なる記録の更新に目が離せませんね!

女子1500mで小野が優勝二連覇を果たしました。
小野「約一年ぶりで久しぶりの1500mだったので、とても不安でした。しかし、二連覇果たしたい!チームに8点を入れたい!と言う思いで臨みました。また、女子の最初の決勝種目だったのでチームに勢いをつけようと思って走りました」
レースを振り返ってみてどうでしたか?
「自分でレースを作ることが出来なく、先頭についていくレースだったのですが、スローペースになってしまいなかなか思うようなタイムは出せませんでした。しかし、冷静なレース展開ができ優勝することができたので良かったです。また二連覇できてとても嬉しかったです」
来年は三連覇を目指して頑張ってください。


一年のブランクを感じさせない走りで優勝!
 
昨シーズンから進化した走りで入賞!

最終日、男子110mHで荒井が3位入賞を果たしました!

荒井「今回は優勝を目標に走りましたが、結果は3位でとても悔しかったです。しかし、向かい風1.5mの中で15.01の大学ベストを出せたことはとても嬉しかったです。また、去年の東北インカレでは110mHだけに出場し、予選落ちで一点もチームに入れることができませんでしたが、今年はチームに6点入れることができたので、去年より少しは貢献できたことが何よりも嬉しかったです。また、マイルの予選も走らせていただき、良い経験をすることができました」

風があまりよくない中でどちらも力強い走りが出来ていましたね!

「向かい風ではありましたが、みなさんの応援が何よりの追い風となりました。今回マイルで走り切ることができたのもハードルで入賞することができたのも、みなさんの応援無しではなかったことだと思います。来年はもっと活躍出来るよう、これからまた精進します」

手ごたえをつかむことができた大会となったようですね。
これからの大会も頑張りましょう!

1年目から3種目に出場し、400mHで2位、4×400mRで5位入賞を果たした宮越に話を聞いてみましょう!

宮越「1年目から色々な種目に出してもらい、自分の欠点や改善点を見つけることができ、とても勉強になった東北インカレでした。初日の400mは、50秒を切れず決勝にも残れなかったのでとても悔しかったです。2日目の400mHは、予選から余裕を持って走ることができたのでよかったです。マイルも自分の納得のいく走りができて、先輩にバトンを繋ぐことができました。最終日は、400mHで自己ベストを更新することができましたが、あと少しのところで1位に届かなかったことが残念でした。また、マイルでは自分の納得のいく走りができず、とても悔しい結果となってしまいました」

初めての公式戦で2種目入賞とは大活躍でしたね!

「この経験を次の大会に活かして、三種目で決勝に残れるように力をつけていきたいと思います」

新たな戦力に期待です!


宮越(一番左)、公式戦初戦から気合の走り!
〜フィールドの部〜


今大会活躍した高橋(英)のジャンプ!

今回の東北インカレでのフィールド種目は2年生が躍進しました!まずは女子走幅跳で3位、女子三段跳では優勝を飾った高橋(英)に話を聞きました!

三段跳では素晴らしい結果でしたね!感想を聞かせてください!

高橋(英)「今回の大会はケガをしてしまったこともあり、あまり良いコンディションで試合に臨むことができませんでした。そんな中、走幅跳と三段跳で点数をしっかり取ってきてチームに貢献できたことは良かったです!三段跳は大学に来て初めての試合で、正直不安でしたが自己ベストで優勝することができ全日本インカレ出場が決まったので良かったです!」

いよいよ全日本インカレですが意気込みをどうぞ!

「記録は全日本インカレで戦うにはまだまだで、練習すべきことは沢山あると思うのでこれからの練習でもっと三段跳らしい跳躍ができるように頑張っていきたいと思います。走幅跳でも全日本インカレ標準を目指します!」

これからの記録の伸びに期待です!!

男子三段跳びで見事自己ベストで5位入賞を果たした高橋(裕)に話を聞きました!

試合を終えての感想をお願いします!

高橋(裕)「3回の試技を終えた時、同じくらいの記録の選手が何人かいましたが、その中で記録を伸ばして一歩前にでることがてきました。周りに劣ることなく勝負することができた点はかなり良かったですし、自信がつきました!」

まさに競り勝てる競技ができたのですね!
今回の結果を踏まえてこれからのシーズンの意気込みを教えてください!

「今シーズン中に15m跳ぶことを目標に技術を向上させていきたいです。そのために怪我することなく、継続して練習を積んでいきたいです!」

ありがとうございました!


ライバルとの数センチ差に競り勝った跳躍!


三日間戦い抜いた荒

女子砲丸投では8位、女子やり投では優勝した荒に話を聞きました!

2年目の東北インカレを終えての感想を聞かせてください!

荒「今回の大会は、三日間種目があり、一日一日気が抜けませんでした。初日の円盤では 点数を取ることができず練習不足を実感し、悔いが残りました。2日目は砲丸投げがあり、わずか一点ですがチームに貢献でき良かったです」


思うような試合展開が出来なかったのですね。

「最終日のやり投げは思い描いていた結果には程遠く、支えてくださった多くの人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、このまま腐らずに、また一から立て直していきたいです。まだシーズンも始まったばかりですので、気を引き締めて頑張ろうと改めて思いました!」

課題をしっかりと見据え、シーズンを頑張ってください!

須藤は男子やり投で2位に入賞!
競技当日工夫したことは何ですか?

須藤「雨が降っていたので、体が動くようにアップでいつもよりジョグを多めにしたり試合前に投げをいれたりして対応しました。それが上手くいき、試合でも最初の3投で記録を残すことが出来ました」

しっかりと雨を想定した対策が出来たからこその投擲だったのですね!

「はい。ただ前半の投擲を4、5投目に繋げることが出来ず、結果として6投目に逆転されてしまいました。調子が良かった分いつもより助走スピードが上がりましたが、ブロックの際に崩れてしまいその勢いをやりに伝えることが出来ませんでした。順位も昨年と同じ2位で、目標としていた記録を残すことも出来ず残念です。やはり優勝してチームに貢献したかったです。今後は全日本インカレの標準を切ることを目標に頑張ります」

2位に甘んじることなく、次の大会を見据える須藤。
これからの活躍に期待しましょう!!


雨の中投げたビッグスロー!
4種目で優勝!安部(遥)が今大会MVP!!


今大会絶好調だった安部(遥)の走り!


女子100m・200mで山下とワン・ツー!!
女子100m、女子200m、女子100mH、女子4×400mRの4種目で優勝して安部(遥)が今大会の最優秀選手に選ばれました!
多くの種目で大活躍でしたね!

安部(遥)「はい!今回の東北インカレで、5種目に出場することになったときは不安もありました。しかし、福島大学の選手として1点でも多くチームに貢献することが、私の役割だと思って一本一本全力で取り組みました。100mと100mHでは自己ベストを出すことができて嬉しかったです。
先生の言葉、応援やレースの間の仲間の言葉、アドバイスが支えになりました!」


マイルでの力走は印象に残っていますが、どのような気持ちで走りましたか?

「初めて走るマイルの前に新宮さんに『落ち着いて、確実に』と言われた時には緊張でふわふわしていた気持ちが引き締まり、のびのびと走ることができました!」

最後にこれからの抱負をお願いします!

「この賞は、私を信じて応援してくれた人たちがいたからいただけたものだと思います。最後まで走り切れてよかったです!今後は今回得た課題と向き合い、日本選手権の標準を切りたいと思います。応援ありがとうございました!」
女子4×400mR、21連覇達成!!

今大会では女子4×400mRの21連覇という偉業が達成されました!レースでは3走を走った山下に話を聞きました!

山下「しっかり連覇を守ることができてよかったです!ですが、日本選手権リレーの標準まで0.6秒届かず、悔しい思いもあります。メンバーみんなが力出すことができたレースだったと思います。1人1人の走力をあげることはもちろんですが、メンバーの層も厚くしていくことが、今後の課題になると思います」

最後に一言お願いします!

「これからまだシーズンは続きますが、来年の東北インカレへ向けての戦いはもう始まっています!みなさん!頑張りましょう!」
 
山下と安部(遥)のバトンパス
主将から  卒業生が応援に来ていただけました! 

主将として迎える最初で最後の東北インカレでした。女子は目標を達成できたものの、男子で言えば目標としていた結果には辿り着くことができませんでした。個人の結果を見ても、やり切った人がいたりもう一歩の人がいたりしました。勝負に勝った理由・負けた理由はそれぞれの中にあると思います。これを一時のものにせずに、これからもチームとして勝負していきたいです。

東北インカレは終わってしまいましたが、まだまだシーズンは続きます。負けっぱなしでは終われません。これからもチーム全員で強くなっていきます。
 
多くの卒業生が時間を割いて
応援に駆け付けてくださいました!

たくさんのご声援が選手たちの力になりました。
本当にありがとうございました!
編集後記

大会の時のホームページ作成、やはり大変です(照内)

風が強い日が続きます。春だなぁと思っているともう夏が近づいているのですね(門脇)

今回の記事作りはかなり頑張りました!(中村)