第693号 2015/10/19
福島で開催!国公立25大学対校戦
10月10日(土)〜12日(月)に福島・とうほうみんなのスタジアムで、国公立25大学対校戦が開催されました。30回記念大会で福島県での開催ということもあり、学生は特別な思いで競技はもちろん、大会運営にも携わりました。
競技結果は、男子が総合4位、女子が総合2位という悔しい結果になりました。
5冠達成!安部(遥)が女子最優秀選手
女子100m、200m、100mH、4×100mR、4×400mRで5冠を達成し、100mと200mでは大会新記録となりました。そして、最優秀選手賞に輝いた、3年の安部(遥)に話を聞いてみましょう。
今回この大会はどんな気持ちで臨みましたか?

安部(遥)「上級生として必ず5冠しようと強い気持ちで臨みました。主幹校として陰で仕事をしている仲間もいるので、自分は一点でも多く獲ることでチームのために働こうと思いました。また、4年生にとって最後の大会になるのでチームが総合優勝できるように走ろうと思いました」

大会を終えてどんな気持ちですか?
「5冠達成できてとても嬉しいです。走り自体には多くの課題が残りますが、この冬で改善できるように頑張ります!」

安部の強い気持ちがこの結果に結びついたと思います。


大会新記録を出した安部の走り!
鈴木、荒が優秀選手賞


大会記録に挑戦した鈴木の跳躍
走高跳において優勝、また優秀選手賞を受賞したキャプテン鈴木に今大会の感想を聞いてみましょう。
 
鈴木「昨年度はこの大会でNM(記録なし)でしたので優勝できてほっとしています。しかし、男子の総合得点では3位との差が8点と、もう少しのところで目標には届きませんでした。全体的に見て、力を出し切れずに終わってしまったように感じます」
 
今年果たせなかった目標は、来年後輩たちに果たして欲しいですね
 「個人では優勝、優秀選手賞をいただきましたが、最上級生として大会新記録の更新やチームに勢いを持ってくるような試合ができたかというと、そうではなかったので力の至らなさを感じました」
 
対校戦においては、いつも以上にチームが一丸となって戦うことが大切だという事ですね!
では次に女子やり投げで優勝した荒に話をきいてみましょう!今大会は前回大会に続き大会新という結果でした。どのような気持ちで競技に臨みましたか。

荒「4年生の先輩方と出れる最後の試合ということで、感謝の気持ちを込めておもいっきり投げました。1投目から去年の自分の大会記録を塗り替えることができ嬉しかったです。陰ながら円盤投も8位に入ることができ良かったと思います

今回得たことを今後どのように活かしていきたいか、 詳しく教えてください!

「いつもより波がなく安定していたので良かったと思います。ですが、4投目以降記録を伸ばせなかったことは、改善すべき点だと痛感しました。シーズンベストで優勝できたものの課題が残る試合となりました。この記録に満足せず、もっとチームに貢献できるよう来シーズンに向けて冬季練習に力を入れたいです!」

冬季練習に向けて、やる気十分といった感じですね。



大会記録を更新した力強い投擲!
チームに勢いをつける走り!照内初V!

400mHでの照内の走り
400mで見事優勝した照内に話を聞いてみましょう!
優勝した気分はどうですか?
照内「シーズン最後の対校戦で、自己ベストを更新し優勝することができて嬉しいです。大会初日の種目だったので、チームに得点と勢いを持ってくることができたと思います。しかし、欲を言えばあと少しで47秒台を出すことができたので、悔いが残るレースになってしまいました」
優勝しても向上心が溢れていますね。
他の競技に関してはどうでしたか?
「400mHでもマイルでも力を出し切ることが出来ず、得点を取りこぼしてしまいました。この悔しさをバネにして冬期練習に励み、来シーズン結果を残したいと思います」
まだまだ満足せず、やる気に満ちています。来シーズンに照内の活躍に期待できそうです!
大学生活最後の試合!
今回の大会が学生最後の大会となった大学院2年の新宮に話を聞いてみましょう。

新宮「学生最後の試合が30回目の記念大会ということで、主幹校として大会準備をしながらの試合はとても大変でしたが、いつも大会を運営してくださる方々の有難さを感じながら臨めました」

特別な思いで臨んだ今回の大会を振り返ってどうでしたか?

「対抗戦なのでとにかくチームにプラスになる走りをすることだけを考えました。個人種目は、あと少し届かないという悔しい結果になってしまいました。最終種目、福大として走る最後のマイルは絶対優勝する!の気持ちが思わず出たゴールでのガッツポーズでした(笑)力不足でしたが、最後まで走らせてもらえて良かったです。応援がとても心強い大会でした」

熱い思いがガッツポーズに表れたのですね。
 


チームのために、という想いで駆け抜けました!
 大幅自己ベスト更新!


大幅自己ベスト更新!
山本(崚)は学生個人選手権に引き続き今回も1500mで自己ベストを10秒更新しました。
どのようなことを考えて走りましたか?
山本(崚)「25大学対校戦ではとにかく点を取りたいという思いがありました。先頭集団についてうまく引っ張ってもらいながら走ることができましたが、終盤のスピードについていくことができませんでした」
自己ベストを出しながらも課題を見つけることができたということですね
今年度最後のトラック競技でしたがそれについてはどうですか?
「個人戦の勢いそのままに自己ベストの走りができたのはよかったですが、決勝に進めず、入賞するだけの力がないことを痛感しました。冬期を乗り越えて最後のシーズンでは予選、決勝ともにベストな走りをできるように精進していきます」
最高学年となる山本(崚)の走りが今から楽しみです。勢いを落とさずに冬季練習を頑張って下さい!
 今大会を振り返って 主務から 
女子キャプテン山本(千)に今大会の感想を聞いてみました!
 
山本(千)「25大学対校選手権は、やはり最後の対校戦ということで昨年負けていた分、絶対に勝って終わろうと臨みました。また、女子キャプテンとして、今まで何もいいところを後輩達に見せていなかったので、少しでも何かを感じてもらえるような走りが出来ればいいなと思っていました。結果は思うようなものにはなりませんでしたが、1年間このチームで闘えたことを誇りに思います」
 
私には、山本(千)の必死で1点でも多くの得点を取ろうとする気持ちが伝わって来ました!
 
「後輩達に託す形になってしまいましたが、対校戦での借りは対校戦でしか返せないので来年こそは期待しています。後輩達には勝つことがいい意味で当たり前になるようなチームを作っていって欲しいです」
 
来年が楽しみですね!
しっかり先輩方の意思を引き継がなければなりません。
 ありがとうございました!
 次に主幹校・主務として、大会の準備や運営を学生の中心となって行なってきた川崎に話を聞いてみました。

川崎「福島開催ということで大変だったことやうまくいかなかったこともありましたが、福島開催だからこそできたことがたくさんありました。一つの大会を開催するのに沢山の人が関わっていて、そしてその大部分は私たちの見えないところで動いています。今回、主幹校主務として運営に携わって、その見えない部分を見ることができました。すべてにおいて、必ず誰かが何かをして成り立っているということを改めて感じました」

色々なことを感じ、良い経験をしたのですね。

「そうですね。今大会が成功したのも、川本先生をはじめ、福島陸協の先生方、幹事会役員、そして陸上部のみんなの力があったからだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしい大会になりました。本当にありがとうございました」

本当に素晴らしい大会だったと思います。
ありがとうございました。
東邦カップ 第4回ふくしまリレーズ
〜みんなの走りで福島を盛り上げよう!〜
10月17日(土)に、とうほう・みんなのスタジアムにおいて東邦カップ 第4回ふくしまリレーズが開催されました。絶好の陸上日和となり、数多くの大会新記録や日本記録が誕生し、選手だけでなく観客や、私たち競技役員や補助員も大盛り上がりのイベントとなりました!!
女子4×200mRで30年ぶりに日本記録を更新!!!!
招待女子4×200mRにおいて、1走から柴村仁美さん、千葉麻美さん、青木沙弥佳さん、渡辺真弓さんのオーダーで3人のOGを含む東邦銀行が1'35"36日本記録を更新しました!!!
4×200mRの前日本記録は1985年11月に更新されたもので、見事30年ぶりの記録の更新となりました。
福島大学からは、1走から安部、山下、齋藤、高橋(美)のオーダーで出場しました。
今回初めて4×200mRを走った2年の齋藤に感想を聞いてみましょう!
齋藤「今回は人生初の4×200mRに出場しました。私は3走だったのですが、3走は200メートルでのオープンレーンとなります。短い距離でオープンになることも初めてで、とても貴重な体験が出来ました!!」


私も4×200mRを見るのは初めてで、とても興奮しました!

「学生記録を狙っていたのですが、記録は届かず残念な結果となってしまいましたが、今大会で日本記録を出した東邦銀行の選手たちと一緒に走ることができてとてもよかったです。来年も、もし走る機会があれば学生記録を狙いたいです!!」

来年のふくしまリレーズが楽しみですね!!
お疲れ様でした!


東邦銀行の方々と共に!
 4年ぶりに出雲駅伝に出場!
 10月12日(月)の体育の日に三大駅伝の1つ、第27回出雲全日本大学選抜駅伝が島根県出雲市で行われました。去年、台風の影響で史上初めて中止となり2年ぶりに開かれたこの大会は、出雲市の出雲大社前から出雲ドーム前までの6区間、45.1キロのコースで行われ、21チームが出場しました。学生から、2年の矢走が東北学連選抜として5区6.4kmを走りました。
 

大舞台での力走!
福島大学から出雲駅伝への出場は、矢走が4年ぶりとなりました。初めての出雲路どのような気持ちで臨みましたか?

矢走「初めての全国大会、久しぶり駅伝だったため、かなり緊張しました。たくさんの人に応援してきただき、東北の代表として選抜チームトップ目指して、自分の走りをしっかりしようと思いました」

全国の大学トップレベルの選手達と走る機会はなかなかないと思います。スピード駅伝と言われる出雲駅伝、結果はどうでしたか?

「チームとしては21チーム中18位、タイムは5区で20分21秒でした。上のチームにもう少しで勝つことが出来たと思うと、かなり悔しい思いをしましたが、自身の目標のタイムでは走れました。チームの目標である選抜チームトップも達成し、いい経験となりました。これからももっとレベルアップして、強い選手になれるよう努力していこうと思います!」


今シーズンは終わりですが、まだまだ長距離の大会は続きます!この調子で次の駅伝も頑張ってください!!
第31回日本ジュニア陸上競技選手権大会 
10月16日(金)〜18日(日)に愛知県の瑞穂公園陸上競技場にて第31回日本ジュニア陸上競技選手権大会が行われ、福島大学からは宮越と吉田の2名が出場しました。出場した二人に話を聞いてみましょう!
今シーズン、ベストを出して波に乗っている宮越は400mHに参加しました。久しぶりの全国の舞台はどうでしたか。

宮越「日本ジュニアは全国大会でしたので、やはり東北地区の大会とは違った緊張感を感じる大会になりました。僕の組はインターハイ優勝者がいる組でした。強い人についていき、得意の後半で1着をとるレース展開にしたかったのですが、前半から置いていかれる結果となり、得意の後半もうまく活かすことがでませんでした」

自分の強み活かせなかったようですね。
これから冬季練習になりますがどのように考えていますか?

「レベルの高いレースを体験することができ、圧倒的な力不足を感じさせるられました。この悔しさをバネにして冬季練習では、足りない部分を強化して来年につなげていきたいと思います」

来年以降は全国を相手に勝負が出来るように頑張って下さい!
全日本インカレ出場など大舞台も経験した吉田は100mHに出場してきました。
今回は今年度最後の大会ということで、力は発揮できましたか?

吉田「私の一番の課題である、『腰が乗ってから抜き足を持ってくる』ということが改善できず、タイムに繋がりませんでした。早いリズムで走らなきゃ、ということばかり考えてしまい、スピードに乗り切れなかったです。改善するところは分かっているのに、そこをうまく体に染み込ませられない自分に納得がいきませんでした」

悔いの残るシーズンだったということですね。
今後どのようにしていきたいですか?

「もう少しで冬季練習が始まります。この冬に練習に対して自分がどう取り組むかだと思います。先輩方の力もお借りしながら、来年こそチームのために戦える選手に成長していけるように、悔しさを種に頑張っていきたいです」

1年生のうちからいろいろな経験を積んだ吉田は冬季練習でより強くなるでしょう。課題の克服頑張って下さい!
 編集後記
最近の秋晴れがとても気持ちよいですね。(小野)
矢走に出雲のお土産として縁結びの焼まんじゅうを頂きました♪(松尾)
レポートに追われる日々です…頑張ります!(中村)
箱根駅伝予選会の結果に興奮しました(渡邉)