卒論発表会 人間発達文化学類スポーツ・芸術創造専攻 
              〜4年間で学んだこと〜 | 
            
              | 2月13日(金)に人間発達文化学類スポーツ・芸術創造専攻の卒論発表会が開かれ、陸上競技部からは10人 の4年生が発表しました。大学4年間の集大成ともいえる卒論発表会を終えた感想を聞いてみましょう! | 
            
            
              まず初めに白木に話を聞いてみたいと思います。 
               
              題目「短距離走のランニングエコノミー」 
               
              今回初めて論文をかいた感想を教えてください。 
 
               白木「研究テーマを考えて、実験して考察して、と論文を書く上でほとんどの作業が初めてでした。 
              実験一つとっても精度を高めるために様々な注意点を抑えながら方法を考えて行いました。 
              すべての過程で推敲して書き上げたので、それだけに完成した時は達成感と充実感がありました。」 
 
              大変な分、成し遂げた時の達成感は一段と大きいようですね! 
卒業論文を書くにあたってこだわったところはなんですか? 
 
              「こだわったところはテーマと実験内容です。 
              先行研究がほとんどないテーマを選んだがために、実験内容は全て自分で考えました。しかし、それだけやりがいもあり、オリジナリティーが出てくるので、自分ならではの論文が書けたと思っています。 
              完璧な結果が出たわけではありませんが、自分の中では結構うまくいったと思っています。 
              今回の論文を作成するにあたって陸上部のみんなに被験者をやっていただきました。負担は軽くはなかったと思います。みんなのおかげで論文を書くことができました。本当にありがとうございました。」 
 
自分らしい論文が書けたようですね! 
素晴らしい発表、ありがとうございました! 
               
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              熱弁する白木 
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              自身の研究成果を発表する田村 | 
              続いて、田村に話を聞いてみました! 
               
              題目「ナラティヴ・アプローチによる女子長距離選手のトレーニング史に関する研究」 
               
              卒業論文を作成する上でどんなことに苦労しましたか? 
               
               田村「卒業論文を書くに当たって、まず、自分のオリジナリティを出すということです。自分ならではの疑問は何かを見つけることは、ぱっと思いつくものではなく、やはり普段から常に疑問を持って生活することがいかに大切なことなのかを痛感しました。」 
               
               
              オリジナリティを出すことは意外と難しいですよね。 
              卒論を書くうえで一番大事なことかもしれません。 
              このことを受けてどのような工夫をしましたか? 
               
              「私にしか書けない論文を書くということを意識して卒論に取り組みました。今回私は、ナラティヴ・アプローチという研究方法を用いて、私が大学4年間で1500mの自己ベスト記録を更新することができなかった原因を心の側面から考察しました。大学4年間に相応しい卒業論文にすることができたと思います。 
              卒業論文を書き終えることができたのは、研究室の先生や仲間を始め、大学4年間で私に関わった下さった全ての人のおかげだと、書き終えた今だからこそ痛感しています。卒業論文を書いていく上で学んだ多くのことを、今後フル活用して自分の成長に繋げたいと思います」 
               
              自分が納得のいくような研究テーマを考えだすのは大変だったと思います。 
              今後の人生に活かしていってください! 
              ありがとうございました! 
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              続いて、斎藤(啓)に聞いてみました! 
               
              題目「スポーツにおける違法薬物の問題と世界アンチ・ドーピング機構について」 
               
              なぜそのテーマを選んだのですか。 
 
               齋藤(啓)「ドーピングについてずっと関心がありました。なぜドーピングをしてまで勝ちたいと思うのか、プロスポーツ選手の置かれている状況などを調べ、そこから新たなる反ドーピング活動を提案できると考え、このテーマにしました」 
               
               
ただドーピングということだけでなく心理まで踏み込んでの研究だったのですね。 
それでは、どのようなことに苦労しましたか。 
 
              「文献研究だったので、本を探すことに苦労しました。 
              知りたいことが書いてある本がなかなか見つからず、様々なところを探しました。借りることができる期間も決まっているため、本当に必要な本は購入しました。大学の図書館も工事中でほとんど使えなかったため大変でした」 
 
思いもよらない苦労が… 
本当にお疲れ様でした! 
               
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              淡々と話す斎藤(啓) | 
            
            
               
                
              凛々しい五十嵐(麻) 
               
               
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              次に五十嵐(麻)に聞いてみましょう。 
               
              題目「走幅跳の短助走跳躍トレーニングにおける課題の検討」 
               
              卒論に取り組む中で新たな発見はありましたか? 
               
               五十嵐(麻)「私は自分の専門種目である走幅跳のトレーニングについて研究しました。 
              先行研究等を調べていく中で、10年以上走幅跳をやっていたにも関わらず、自分は全然走幅跳のことを知らなかったんだなと感じました。 
              普段当たり前に取り組んでいるトレーニングでも、本当はどうなの?と視点を変えてみることで新たな発見があるということを卒論を通して学ぶことができました」 
               
              大きな学びが得られたようです。 
              いろいろな角度から物事を見つめることは大切ですよね。 
              実験を通して何か感じたことはありますか? 
               
              「はい。寒くなってきた時期の実験だったのですが、協力して下さった被験者の皆さんには本当に感謝しています。 
              私の研究が少しでも後輩のみんなの役に立ってくれたら嬉しく思います!」 
               
              ぜひ活用していきたいです! 
              実験も発表も本当にお疲れ様でした☆ 
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              最後に大日向に話を聞きました! 
               
              題目「遊びとスポーツの関係性についての研究〜スポーツの出現過程を中心に〜」 
 
研究テーマ設定の理由を教えてください! 
 
               大日向「はい!僕は大学の講義を通して、スポーツの起源に遊びがあることを知りました。しかし遊びとスポーツは全く違うもののように思え、その説が正しいのか疑問に感じ、両者の関係性についてテーマを設定し研究しました。そして、かつて遊びの中から生まれたスポーツと現在のスポーツとでは、特徴や構造に違いがあることが研究を進めていく過程で分かってきました」 
               
なるほど、起源であるスポーツと現在のスポーツにはそのような違いがあったのですね! 
研究していて大変だったことはありますか? 
 
              「文献調査を行ったため、本を読み込むことに苦労しました。遊びの研究に生涯をかけたヨハン・ホイジンハの著書『ホモ・ルーデンス』は、読むだけで精一杯なほどの難しい本でしたね。しかし自分の興味のある事柄について深く研究し、追求してたので最後まで頑張ることができました。また一緒に頑張っているゼミの仲間やアドバイスをくれるゼミの先生の存在も大きな助けになりました!」 
 
好奇心とそれを支える多くの人がいたからこそ完成できた研究ですね! 
最後に、研究の発表を終えての感想をお願いします! 
 
              「人前で自分の研究したことを発表できたことは良い経験になりました。論文には至らない点も多く、何点か指摘もいただけたので、改めて自分の研究を見直す良い機会になったと思います。困難かつ緊張、焦りの毎日でしたが、コツコツと頑張り、そのような山を乗り越えられたことは、これからの人生の糧になると信じています!」 
 
今回の経験が人生においての大きな成長につながったようですね! 
ありがとうございました! 
 
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              緊張しながらも精一杯発表する大日向 
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              下級生にとって、卒論発表会は研究室・ゼミ決めや、将来の研究内容を決めるための貴重な機会です。 
              そこで、話を聞いた下級生にも感想を聞いてみたいと思います! | 
            
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              3年生にとっては今回で3回目の卒論発表会となります。 
              来年に発表を控え、参加してみて何か今までと変わったところはありましたか? 
               
               川崎「今年は司会進行として、卒論発表会の運営にも携わりました。 
              去年までは、正直なところ難しくてわからない発表もたくさんありました。しかし今回は、ゼミで論文を読む機会があったり、前もって抄録に目を通すことができたりしたこともあり、すべではありませんが内容を理解して聞くことができました。今後どのような方向性で勉強を進めていけばいいか参考になりました。」 
               
              研究内容は決して簡単なものではありませんよね。 
              確かに、事前に調べておくことで理解度はかなり違ってくると思います。 
               
              先輩方の発表を通して、どんなことを感じましたか? 
               
              「先輩方が発表している姿はとても堂々としていて、格好良かったです!来年私もこうなりたいと思いました! 
              テーマ選びから発表の仕方まで様々なアドバイスをいただいたので、私が4年生になった時に良い発表ができるように励んでいきたいです。まずはテーマ選びからしっかり頑張りたいと思います! 
              最後に四年生のみなさん、卒論発表会見ほんとうにお疲れ様でした。」 
               
              良いテーマが見つかるといいですね! 
              1年後の発表を楽しみにしています♪ 
              運営お疲れ様でした。 
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              1年の矢走は初めて卒論発表会を見たと思います。 
               
              先輩方の発表はどうでしたか? 
               
               矢走「僕は理工学類生なので、今回の発表会の内容は僕が将来的に行う卒論発表とは異なりますが、先輩方の素晴らしい発表を見てとても勉強になりました。特に原稿を読まず、熱心に堂々と研究の成果を発表する先輩の姿を見ると、今までたくさんの研究と努力を積み重ねてきていると感じることが出来ました」 
               
               
              発表を見るとどれだけ努力してきたかがわかりますよね。 
              皆さん苦労を乗り越えて論文を完成させたんだと感じられました。 
               
              今回の発表会を聞いて、矢走は今後テーマを決める参考になりましたか? 
               
               
              「僕はまだ研究室に所属しておらず、研究分野が決まっていません。しかし、これからの大学生活で興味を持ったものは積極的に調べて、テーマを決める材料にしていきたいです。そして、3年後には先輩方に負けないような素晴らしい発表をしたいです!!」  
               
              本当に、先輩方の発表は素晴らしいものばかりでした。 
              3年後の矢走の発表に期待しましょう! 
               
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              | 編集後記 | 
            
            
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