第622号 2014/06/02

日本選手権迫る!!
〜選手の意気込み〜
6月6日(金)〜6月8日(日)に福島県、とうほう・みんなのスタジアムにて第98回日本陸上競技選手権大会が開催されます。今年の日本選手権は第17回アジア競技大会の代表選手選考会でもあります。そこで今回は、日本選手権に出場する学生に意気込みを聞きました。

大学院1年の新宮は5回目の日本選手権となります!
福島大学生としては初めての出場となる今回の日本選手権は400m、800mの2種目出場します。

5回目の日本選手権、どんな気持ちで迎えようとしていますか?

新宮「今までも地元の広島や出身校のある大阪で開催されたことがあり、応援が暖かくて嬉しかったことを覚えています。そしてまさか、私が福島に来た年に日本選手権が開催されると知り、これも何かの縁なのかなと感じています。福島に来て、まだ日は浅いですが、福島大生として福島から元気のある走りを見せられるように頑張りたいです!」

新宮の言う通り、これは何かの縁だと思います!
目標をお願いします!!

「これまでずっと決勝に残っているので、今年も400m、800mの4本のレースを走れるようにしたいと思っています。 また、今取り組んでいる走りをこういう大きな試合で試していけるように走りたいです」

今年はローズピンクのユニフォームで決勝の舞台で走り、活躍してくれるでしょう!!
 
静岡国際陸上での新宮の走り

五十嵐、昨年の23大学対校戦での跳躍

4年の五十嵐(麻)は走幅跳で4年連続の日本選手権出場となります!

地元福島での日本選手権へ向けて何か思うことはありますか?

五十嵐(麻)「学生ラストシーズンに地元福島で日本選手権が行われるのも何かの縁だと思います。自分のベストパフォーマンスをして、福島の日本選手権を盛り上げたいと思っています!」

3年連続出場、連続入賞を果たしている五十嵐。
今年の目標を聞かせて下さい!

「今年で4回目の出場になりますが、今までは下位入賞しかできていません。今年の目標は自己ベストで表彰台に乗ることです!そのためにも、残りわすがの日数ではありますが、コンディションをしっかり整え調子を上げていきたいです」

表彰台に乗り、笑顔の五十嵐(麻)が浮かびますね!
表彰台目指し、頑張って下さい!!

走高跳の鈴木(真)は日本選手権初出場です!
現在の心境を聞かせて下さい!

鈴木(真)「今までテレビや雑誌で見てただけの選手と競技をすると考えるだけで楽しみです!自分よりレベルの高い選手に囲まれながらの競技になりますが、良い雰囲気の中で跳べると思います!」

すごくワクワクしているようですね!
ズバリ、目標は!?

「目標は自己ベストを出しての入賞です!東北インカレでは更新できなかったので日本選手権では更新できるように頑張ります!」

今季好調の鈴木(真)、日本選手権でもビッグジャンプを見せてくれることでしょう!

東北インカレでの鈴木(真)の跳躍

昨年の23大学対校戦での一投

同じく、やり投で日本選手権初出場の大学院1年の橋(梨)!
陸上人生の目標である日本選手権に満を持して出場します!

日本選手権が目前に迫っていますが、今の気持ちを聞かせて下さい。

橋(梨)「今回、開催地陸協の推薦ということで、地元福島での日本選手権に出場させて頂くことになりました。今まで陸上人生で目標としてきた日本選手権に出場するというチャンスを頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです」

橋(梨)は、避難準備区域である楢葉町出身です。
日本選手権に出場することにあたり、どんな思いがありますか?

「初めての日本選手権が地元福島だということは私にとってこれ以上ない幸せです。私は、楢葉町出身です。この地元福島での日本選手権に出場することによって、被災者のみなさんに元気を与えられたらなと思っています。初舞台を楽しみつつ、一投一投、気持ちを込めて全力で投げていきたいと思います!」

地元の代表として堂々と戦ってくれるでしょう!!
橋(梨)の思いのこもった一投一投に注目です!!
 
第98回日本陸上競技選手権大会福島大学生出場者一覧

 新宮美歩(M1)  女子400m/800m
橋梨穂(M1)  女子やり投 
伊藤彩(4年) 女子100mH 
 五十嵐麻央(4年) 女子走幅跳 
 鈴木真悟(3年) 男子走高跳 
 小野莉奈(2年)  女子800m
 荒裕子(1年) 女子やり投 

OG・OBの方出場者一覧
荒井謙さん  男子やり投 
 吉田真希子さん 女子400mH 
久保倉里美さん  女子400mH 
 渡辺真弓さん 女子100m/200m 
 熊谷史子さん 女子100mH 
千葉麻美さん  女子400m 
 青木沙弥佳さん 女子400m/400mH 
 武石この実さん 女子400m 

 陸上競技の日本一を掛けて戦う日本選手権。
ここ福島の地で、3日間に渡り熱戦が繰り広げられます!

是非、当日はとうほう・みんなのスタジアムに足を運んでみてください☆
各県選手権
栃木県選では須藤、山梨県選では鶴崎優勝
5月30日(金)〜6月1日(日)にかけて栃木総合運動公園で栃木県選手権陸上大会、5月31日(土)〜6月1日(日)に山梨中銀スタジアムで山梨県選手権陸上競技大会兼国体選考会が行われました。福島大学からは栃木県選手権に4年の石田と1年の須藤、山梨県選手権では2年の鶴崎が、それぞれ出場してきました!


地元の友人との一枚☆(右:須藤)

栃木県選手権では須藤がやり投で優勝しました!
見事優勝を果たした須藤に、試合内容について話を聞きました。

須藤「気温が高い中での試合で、体力がどんどん失われてしまい、なかなか集中力を保つことができませんでした。そんな中でもしかっり優勝という結果を残せてよかったです。助走のリズムが安定せず、上手くやりに力を伝えられなかったことが反省点です。これからの練習でしっかり修正していきたいと思います」

今後に向け、いい収穫があったようですね!
大学入学後、初めて地元での試合はどうでしたか?

「久しぶりの地元での試合はとても楽しかったです!友人や後輩の試合も見ることができ、良い刺激を受けました。また、地元に帰ったことによってたくさんの方に応援されていることを再確認できました。その期待に応えられるよう努力していきたいです」

大勢の方の期待に、結果で感謝の気持ちを伝えられるように頑張っていきましょう!

山梨県選手権の800mで優勝した鶴崎にも話を聞きました!
レースを終えての感想を聞かせてください。

鶴崎「昨年は予選敗退で、とても悔しい思いをしたので、今年は優勝することができてとても嬉しかったです!」

昨年の悔しさを果たすことが出来たようですね!
今大会の良かった点は何ですか?

「2周目でしっかり前の人に付いていくことが出来た事です。そのお陰で最後120mで一気に追い抜くことが出来ました。最近はラストスパートが課題だったので、今回の試合で良い感覚を掴むことが出来ました!1周目の通過をもっと速くできれば、もっとタイムも縮まると思います」

良かった点も悪かった点も自分の力に変えて、より進化していくことに期待しています!
 

表初代で満面の笑みの鶴崎!
第41回福島大学トラッククラブ競技会
5月31日(土)に福島大学陸上競技場にて、第41回福島大学トラッククラブ競技会が行われました。気温が30度を超える中ではありましたが、暑さに負けず自己ベストを更新した学生もいました!

200mで自己ベストを更新した金子に話を聞きました。
今回のレースを振り返ってみてどうでしたか?

金子「今回の自己ベストの要因は気温の条件が良かっただけだと思っています。21秒台を目標にしてたので、このような条件の良い中でタイムを狙えなかったことはとても残念です。まだまだ練習が足りないと感じました。ただ、自己ベストを更新するのが今回の最低ラインだったので、クリアできて良かったです」

自己ベストにもまだまだ満足していないようですね!

「はい、これからまだ試合は続いていくので、全てのレースでタイムを全力で狙っていきます。そして、その結果を出すための相応しい練習をしていきます」

頼もしいですね!
昨年も好調だった金子は今シーズンも爆走の予感です!

東北インカレでは100mの自己ベストを更新した安部が、今回は専門種目の100mHで自己ベストを更新しました!

何が今回の自己ベストに繋がったと思いますか??

安部「正直今回の自己ベストは全くの予想外でした!調整もしていないですし、100mのレースの直後だったということもあり少し不安でした。しかし、自己ベストが出たのは、ハードルを「跳ぶ」というイメージから「走る」というイメージに変えたからだと思います!私はハードリングがあまり得意ではないので、スピードを活かした走りが軸になります。今回はそれが今までより噛み合ったのだと思います!」


試行錯誤があっての自己ベストだったようですね!
今後の課題は何でしょうか?

「今後は、スプリント力をあげること、ハードリングの技術を磨いて走りにつなげることが課題です。一つ一つの動きが記録の向上に繋がっているんだと意識して練習に取り組んでいきたいです。そして、今年の目標は13秒80です!憧れの先輩である伊藤さんと走れるレースを大切にして、少しでも近づけるように頑張ります!!」

今季もどんどん調子を上げている安部に注目ですね!!
編集後記

今年も美白は無理そうです…(麻央)
連日30度越えの暑さで既にバテバテです。笑(青木)
少しずつですが仕事ができるように頑張ります!(堀)
6月でこの暑さ。夏はどうなるのでしょう?笑(山下)