第611号 2014/3/17
4年間の大学生活を振り返って
3月も中旬となり、グラウンドの雪も溶けてめっきり春らしくなってきました!さて、3月といえば卒業式があります!4年生は卒業間近です。今回は卒業生の4年間について、それぞれ同級生や後輩から様々なエピソードを紹介してもらいたいと思います!
まずは主将の白木から前男子主将の西ノ明について聞いてみました!
西ノ明に対してどのような印象を持っていましたか?

白木「西ノ明さんが男子主将となり、チームを引っ張ってきたこの1年間が、一番印象に残っています。最後の冬期練習はそれまで以上に真剣に取り組んでいました。それでもどこか楽しんで走っていたようにも思います。その姿は後輩、チームの士気をとても高めていました」


さすが主将だ!と感心した出来事はありますか?

「昨シーズンの春先に400mの自己ベストを早速更新されたことです。マイルリレーでも西ノ明さんは1走を任されていて、その安定した走りで後の走者は安心して待っていることができました。また4人でつないだ23大学対校戦のマイルリレーでの優勝は忘れられない思い出です!」

同じ短長ブロックとして、そして主将として特別な思いがあるのですね!では、最後に西ノ明に向けて一言お願いします!

「来シーズンはこの記録を更新し全カレへとバトンを繋げたいと思います!4年間お疲れ様でした!」

23大でのマイル激走!

最後の最後まで全力!
次に伊花について佐藤(青)から話を聞きました!
現在では混成ブロックの大黒柱というイメージが強い伊花ですが、入部当初は跳躍ブロック所属だったとか?

佐藤(青)「そうなんです!入部時に、高校の時は混成と三段跳が専門なんて、私と同じだね!と話したのを今でも覚えています(笑)なかなかの陸上オタクで、陸上の種目や技術のことに飽き足らず、他大学の選手の情報まで知っていて、それだけ陸上のことが好きなんだなと感じた記憶があります!」

伊花に対してどのような印象を持っていましたか?

「十種競技を専門にしているだけあって、どの種目、どの練習にも全力!という彼の姿勢は見ていて清々しかったです。跳躍ピットで竹谷や久慈からダメ出しをくらっても諦めず挑戦する姿に、いつも刺激を受けていました。全力で取り組むだけあって、記録もしっかりついてきており、伊花のような人こそ陸上を楽しんでいると言うのだな、と思っています!また彼は仲間の試合もしっかり見ていて、試合が終わるたびに記録や内容、順位の面で私に前向きな言葉をかけてくれたことはとても心に残っていますね」

陸上と仲間への人一倍の愛情は、チームの大きな支えになっていたのですね!では、最後に伊花に向けて一言お願いします!

「十種競技をやりきった伊花ならこれからの人生も困難があったとしても全力で取り組んで、最後にしっかりと結果を出してくれると思います。日々成長する伊花の姿を楽しみにしていきます!」
竹谷には久慈について聞いてみました!
2人は同じ東北の出身ですが、入部前から久慈のことは知っていましたか?

竹谷「はい、知っていました!入部して久慈を見た時は、こんな強い人と一緒に練習できるなんて楽しみだなと感じたのが正直な気持ちです。僕には入部当時ブランクがあり、練習についていくのもやっとだったので、いつも記録で上をいく久慈は僕にとって身近なライバルであり、目標でした!」

1年生の頃から、すでにライバル関係だったのですね!

「そうですね。僕は怪我が多く、学年が上がるごとに力の差は開いていって、その点では悔しい思いが強かったです。でもその中で久慈と、いつか二人で表彰台に上るという約束をしました。そのためには僕が頑張らないといけないという気持ちでいっぱいでしたね」

東北総体でのワンツーフィニッシュは記憶に新しいですが、そこには大切にしてきた約束があったんですね。

「はい!4年の東北総体でその約束が果たせた時は本当に嬉しかったです!もっと上のレベルで目標を達成したかったという気持ちもありましたが、この4年間を振り返ってみると、久慈がいなかったら今のレベルまで到達できなかったと思います」

競い合い、いたわりあう強い絆で結ばれた四年間だったのですね。では、最後に久慈に向けて一言お願いします!

「この4年間、色んな想いを胸に跳んできました。その中に、久慈と表彰台に上りたい、久慈に勝ちたいという気持ちがあったからこそ、困難を乗り越えて競技をやってこれたのだと思います。4年間本当にありがとう!」

2人で掴んだ表彰台!

持ち前の持久力を活かした走り!
次に、小野中田について語ってくれました!
同じブロックの先輩として、中田にはどのような印象を持っていましたか?

小野「中田さんとは1年間しか練習ができませんでしたが、お互い切磋琢磨して練習したり、お互い励まし合って大会に臨みました!普段から練習メニューの意図やケアの仕方など、たくさんのことを教えてくださいました。中田さんの高い意識で一本一本に集中して練習に取り組む姿が印象に残っています!」

とても頼りになる先輩だったのですね!

「はい。いつも明るく盛り上げてくれる姿や長い手足を使った力強いダイナミックな走りは私の憧れでもありました。なにより中田さんには長距離に勝る持久力があり、ブロックのみんなには『脅威の心臓の持ち主』と呼ばれていました(笑)」

心に残っている出来事はありますか?

「初めての大会で不安ばかりが募っていた時、中田さんがいてくれたことがとても心強かったです。私は中田さんの背中を追いかけて、この1年間練習してきました。大会では、ライバルでもあり同じチームの仲間としてお互い励まし合って戦ってきました。そのすべてがいい経験になったと思います!」

先輩の大きな背中に、一日でも早く追いつけるといいですね!では、最後に中田に向けて一言お願いします!

「入学した時に『一緒に全カレで入賞する』という目標を果たせなかったのは残念ですが、一緒にその目標に向けて練習や大会に臨むことができて本当に良かったです!この1年間中田さんの存在をとても大きく感じました。私も中田さんのような先輩を目指して頑張ります!」
高橋(梨)には吉田について聞いてみました!
高橋(梨)と吉田は高校時代からの付き合いだと聞きましたが?

高橋(梨)「はい!吉田とは出身校は違いますが、高校時代からの付き合いです。大学でも、お互い良いライバルとして4年間、切磋琢磨しながら競い合い、辛いとき楽しいとき、様々な時間を共に過ごしてきました。吉田はいつもしっかりしていて、なおかつテキパキしているので、私たちの学年ではお母さん的な存在でした(笑)」

確かに、しっかり者の吉田は4年生の中だけでなく、陸上競技部全員のお母さん的存在です!

「選手と主務の両立は大変なことであるのにもかかわらず、そのなかでも、全日本インカレに出場したことは、本当に素晴らしいことと思います。チームのために全力で尽くしてくれた吉田だからこそ、成し遂げられたことではないかと思います。また、私が主将になり、同じブロックであり同じ種目でもある吉田が主務であったことはとても支えになりました。お互いに分かち合えることが増え、助け合いながら、チームを引っ張っていくことができました」

ありがとうございました!!
高橋(梨)の大学4年間の競技生活において、吉田の存在はとても大きいようです!


優秀選手賞に輝いた吉田!

注目を浴びる岡部!!
最後に、岡部について石田に聞いてみました!

石田「岡部さんとは、同じ寮生ということもありブロックは違いましたが、1年生の頃から可愛がっていただきました。私たちはよく部屋でマッサージをしながらお話しました。岡部さんは勤勉で読書家でたくさんの話題があり、いつも勉強になりました。また、レポートのクオリティが高く、参考にさせていただくこともありました」

同じ寮に住んでいるため陸上競技以外の面でもいろんな関わりがあったようですね!!

続いて今年石田が挑戦する混成競技についても話を聞いてみました。

「混成競技の練習はまだ始まったばかりですが、それぞれの種目の技術を磨くことが、どれだけ大変で体力が必要かがわかりました。また大会で、2日間を戦い抜く体力と精神力が必要です。岡部さんが4年間、毎回の練習で7つの種目の技術を磨き、体力を向上させてきたと思うと頭が上がりません。文武両道、そして混成の奥深さを感じた今はさらに岡部さんの凄さを感じています。これから私も岡部さんを見習って陸上と勉強に励んでいきたいです!」

ありがとうございました!
岡部に続く石田の活躍を期待しましょう!!
沖縄合宿!!
〜in沖縄市陸上競技場〜
3月13日(木)〜18日(火)まで沖縄で合宿が行われています。学生からは武石、新宮、伊藤、五十嵐の4人が東邦銀行の陸上競技部の方々と共に練習を行っています。
福島から遠く離れた沖縄での合宿の様子を、伊藤と五十嵐に聞いてみました!

伊藤「沖縄の気温は19度くらいで、日向だと温かいですが、日陰だとちょっと肌寒いですね!もちろん日焼け対策はばっちりしていますよ(笑)」

19度!今の福島では考えられないですね!
食事はどうですか?

「食事はボリューム満点!(笑)沖縄ならではの食材を使った料理も出てきて、とても美味しいです!」


沖縄市陸上競技場!

青い空、白い雲。
五十嵐「いつもと違う環境の中での練習は刺激になります!暖かい中、質の高い練習ができていてとても充実しています。
また、東邦銀行陸上競技部の方々と多くの時間を共に過ごし、練習でだけでなく生活面でも学ぶことが多いです。この合宿でたくさんのことを吸収し、学んで福島に帰りたいと思います!」


ありがとうございます!
沖縄合宿で学んだことを、ぜひ他のの学生にも伝えてください!!
編集後記
4年生が卒業し、その後すぐに新入生が入ってきます。先輩からの意思を受け継いでいけるよう、気を引き締めたいと思います。(智仁)
すっかり春めいてきて、どこか遠くに旅に出たくなる季節になりました。自転車に乗ってどこまでも行きたいですね〜(笑)(門脇)
春はもうすぐですね!私の手の腫れもひいてきましたー!(松尾)