第504号2012/02/13


スペシャルオリンピックス
~第5回スペシャルオリンピックス日本 冬季ナショナルゲーム・福島~

2月10日から12日にかけて、沼尻スキー場、磐梯熱海アイスアリーナ、猪苗代町総合体育館「カメリーナ」で、第5回スペシャルオリンピックス日本 冬季ナショナルゲーム・福島が開催されました!

知的発達障がいのある人たちのトレーニングやその成果の発表の場であるスペシャルオリンピックス福島に、福島大学の陸上部みんなでボランティアとして参加してきました。今回のスペシャルオリンピックスは福島での開催ということで、昨年の震災という経験も孕んだうえでの開催ということになります。
ボランティアも日本中から集まり、福島大学からもスポーツ専攻の学生を中心にたくさんの人がボランティアをして、無事開催されました。

スペシャルオリンピックスは4年に1度という開催頻度でとても大きなイベントであり、その目的や対象もしっかりとした考えの下に開催されているので、ボランティアに参加した学生も貴重な経験が出来たようです。

<競技補助>

まずは競技補助という、競技の運営上無くてはならない重要な役割についた金森に話を聞いてみましょう!

競技補助とはどのような仕事だったんですか?

金森「私の役割は、スノーシューイング競技の計時と決勝審判でした。雪上で、[かんじき]のようなスノーシューイングと呼ばれる装具を付け100m、400m、800m1600m、4×100mを走るアスリート達のタイムを計測しました。他にもスターターや競技前後の選手誘導をした学生もいました」

今回のボランティアを通してどのようなことを感じましたか?

「接戦になったレースは見応えがあり、知らず知らずの内に応援にも熱が入ってしまいました!!
雪上でも私たちと同じように100mなどの競技を精一杯頑張る姿に感銘を受けました。4年に一度のこの大会に参加することができて良かったと思います。このボランティアに参加するまではスペシャルオリンピックスという活動を知らなかったので、また一つ広い世界を見ることができました!!アスリートとも交流ができて密度の濃い二日間でした!!」


アスリートたちが頑張る姿や、大きなイベントを動かしていく一員になったことは、4月から社会人になる金森にも大きな経験になったようですね!!



スノーボード←大会会場→アルペンスキー


競技を終えたアスリートと写真撮影!

スノーシューイングの会場200mトラック!!


参加した未来のアスリートと松橋(左)

<体験プログラム>



次は体験プログラムという、大会に参加していない方を対象にスペシャルオリンピックスの競技を体験し、楽しさを感じてもらうという活動に参加した松橋と伊藤に話を聞きました!

2人ともスノーシューイング体験のボランティアだったようですね!アスリートとの触れ合いで何か感じるものはありましたか?


松橋「体験プログラムのボランティアでは、未来のアスリート1人に対して2〜3人のボランティアがバディとしてついていました。
はじめに注意点を伝えられ、不安なこともたくさんありましたが、いざ雪山につくと楽しそうにはしゃいでどこまでも走っていくので、私は笑いが止まらず、追いかけることで精一杯でした(笑)彼の方がスノーシューをうまく履きこなしていました!リレーやパン食い競争を一緒にやっていく中で、アスリート達が本当に素直なので、一生懸命取り組む姿勢や楽しそうな笑顔に心を奪われ、私もずっと笑っていました!

アスリートや保護者の方からたくさんありがとうと言ってもらいましたが、楽しい時間をくれたアスリートにありがとうの気持ちでいっぱいです」



伊藤「私もバディとして一緒にスノーシューをはいて雪の上をアスリートと一緒に歩いたり走ったりしました!その他にもパン食い競争やリレーもありました。

この体験プログラムを通して参加者の方とたくさん話をしたり一緒に走ったり、とても中身の濃い時間を過ごすことが出来ました!「ありがとう」と言ってもらったときはすごく嬉しかったです!スペシャルオリンピックスのボランティアに参加して貴重な体験をすることができて、本当に充実した2日間でした!」



日本中から集まったたくさんのボランティアやスタッフの方たちとパシャリ!!
とても貴重な経験が出来ました☆
(競技補助ボランティア一同)


<DAL>

DALというのは、選手団の皆さんと接し、ヘッドコーチとは競技時間の変更や連絡事項を伝えたりと密に話し合ったり、選手とコミュニケーションをとって、気持ちを盛り上げたりする役割です。選手の試合前の心境や試合後の気持ちを盛り上げたり、天候の変化しやすい山での大会で、連絡の伝達を担うこの仕事は接し方一つで試合内容に影響する大切な仕事です。
そんなDALで一つの選手団についた治部に話を聞きました!


治部「僕は2日間にわたり富山の選手団のサポートをしました。スノーシューイングのアップなどで一緒に走ったりしました。雪の上は思ったよりも走りづらくて、こんなとこを走るのは大変だと思いました!

みんながベスト出せるように全力でやりました!!2日間で選手やコーチたちとたくさんの話をして、たくさんのことを学べました。とても楽しくて、応援をしてる内にたくさん元気をもらい、このボランティアに参加してとてもよかったと思いました」


2日間つきっきりという役割を担った治部も良い経験が出来たようですね!

DALで選手団のサポートをする和田


アルペンスキーの滑走者と歩行者の誘導


<案内・誘導>


スキー場で行われる競技であるため、ゲレンデを歩いて行動する人、荷物を運搬する人、選手団と一般に遊びに来ている人もいるという普段では起きない混雑を整理したり、案内を提示することで事故を起こさないようにする仕事です。

2日間この役割を担った3年の手嶋に話を聞きました。

手嶋「スペシャルオリンピック福島は、今回の開催の前に、僕たちはお世話になっています!それは、ももりダッシュNo.1です!ももりんダッシュの開催日がスペシャルオリンピック開催日の100日前ということで、イベントをやっていただき盛り上げてくださいました。このことや震災で全国のみなさんに力を貸していただいたので、恩返しの気持ちを持って、ボランティアに参加しました!
私は、滑走が終わったアスリートを誘導する係でした。競技に滞りがないようにと選手の安全を最優先にすることを心がけて取り組みました。選手たちを見ていると、どの選手も滑走が終わり緊張から解放されたせいか笑顔が光っていました!その笑顔を見ると、すごくやりがいが感じられ、少しかもしれませんが恩返しできたのかなと思うことができました。僕自身ができることは小さいかもしれませんが、小さいことを続けていけば、大きなものになると思います!今回のボランティアだけで終わるのではなく継続して活動していきたいと思います!」

2日間という短い時間でしたがこの大きな大会を通じて、ここでは紹介しきれなかった仕事もたくさん任せていただき、参加した学生にとって大変充実した2日間となったと思います。
陸上競技部にとっては同じアスリートとしても良い刺激になったようです。

週末の2日間をボランティア活動に時間を使い、普段の練習や競技会では出来ない経験をすることが出来ました。競技以外の場面でも人の役に立てる、一歩前に出ることができるようになれたのではないでしょうか。

競技はもちろんのこと、ボランティア活動など社会奉仕の大切さを改めて感じたので、それぞれの形で出来ることを継続していきます!!


ボランティアに配られたウェア
今週の部屋 
~短長ブロックI田の部屋~
さあ、今週は栃木出身のハードラー、I田の部屋を紹介したいと思います!大学の寮に住んでいる彼女。男子禁制の女子寮はどのようになっているのでしょうか。
お邪魔します!
なんだかっさっぱりしていて小ぎれいですね。
真ん中右の柱が気になります!これは何ですか?

「右側にあるのは、ロフトベットです。最近購入したものです」

そうだったのですか。全然わかりませんでした。

写真では見えませんが、天井にとても近いですね。ちゃんと寝られるんですか?

「ええ、あまりにも天井に接近してしまったので今は物置になっています」


計画的に買い物をしましょう!


存在感を放つロフトベットの柱!


しっかり?整頓されている本棚
大きい本棚ですね。
小説や漫画など色々な種類の本がありますが。

「最近は小説にハマっています!外は寒いので、部屋で時間潰し…のはずがあまりにも面白く、今は時間があれば読み進めています。私が読んでいる小説はだいたい知人か友人のオススメ本です♪」

今度は石田のオススメを教えてください!
おや、1枚目の写真と比べるとずいぶん、片付いていますね。

「そこは気にしないでください!」

カップやビニール袋も入ってますね。無理やり片付けた感じが出ていてかわいいです(笑)

これは・・・おしゃれなカーテンですね。さっきから紹介したいものが見切れてるじゃないですか!ちゃんと写真撮って下さいよ…

それにしても、
I田はいつもかわいいものを使っていますね!

「ありがとうございます。でもそっちじゃないですよ!私が紹介したいのはエアコンです!今回の写真はちゃんととれてます!」

そうですか。このロフトベットの高さなら寝られるんじゃないですか?

「まあ寝られないこともないですけど。・・・だからそこじゃないですって!」

はいはい、新しく寮に備え付けられたエアコンですね。うらやましいです。

かわいいカーテン!


母からのプレゼント
これはまりもですか?
かわいいですね!

「そうです!まりもは母親が一人暮らしで寂しくないように、と送ってくれました!」

母からのプレゼントですか!ずいぶんと粋な贈り物ですね。

「福島の寒さにもまりもはへっちゃらのようです。夏は冷蔵庫で飼っていました。とても癒やされるので是非見に来てください!」

冷蔵庫で飼っていたんですか?まりもって暑さに弱いんですか?じゃあこの冬はエアコンを使わないで頑張ってください!

それではお邪魔しました!
今週の人 編集後記 
 
白木 駿佑
塚田 友萌美




クールで意外性ナンバーワンのまおーこと五十嵐麻央からご紹介をいただきました白木駿佑です。今回僕が紹介するのは、同じ茨城県出身、短長ブロックの塚田友萌美です!

彼女はとても意思が強く、"自分"を持っています。そんな彼女は次から次へと頭を切り替えて、仕事をテキパキとこなします。僕が仕事で困っているとき、いつもすぐに手伝いにきてくれます。

常に周りに気を配っている彼女は、陰の主務とでも言いましょうか。とても助かっています!走りも同様キレがあり、とても綺麗なフォームでトラックを駆け抜けてきます!

写真を見ても分かる通り、彼女は無類の甘いもの好き。気づいたら、とは言いすぎですが、よく食べます(笑)しかしそれだけ練習に対しても熱心で、練習後の補強も黙々とこなしています。そして、料理もできて女子力が高い塚田。童顔な彼女は某アイドルグループA〇B48のあっちゃんに似てるとの評判が高く、来シーズンはシードレーン(センター)をもぎ取り、ゴールへと突っ走っていく姿がみられるでしょう!

スキー場に行って私自身最近やっていないので、スキーがやりたくなりました!スノーボードは初心者です。(土屋)



とても充実した2日間になりました!でも、スキー場に行って一度も滑っていないので、欲求不満です(笑)(中島)



雪山はとても寒くて手と足の感覚がなくなりましたが、スペシャルオリンピックスが成功に終わりよかったと思います(鈴木)