第482号  2010/09/12
天皇賜杯第80回日本学生陸上競技対校選手権大会
〜火の国決戦!!戦い抜いた3日間〜
9月9日(金)から11日(日)の3日間、熊本県民総合運動公園陸上競技場で日本インカレが行われ、福島大学からは男子1名、女子14名が出場しました。
女子総合7位!!女子フィールド8位入賞!!
千葉が400m・5位入賞!!400mH・3位入賞!!
五十嵐(麻)が走幅跳で2位入賞!!!

ラストは気持ちで駆け抜けた!!


笑顔の表彰台!

千葉は1日目の女子400mでは55秒035位入賞。2日目からの女子400mHでも快調な走りで自己記録を更新し、見事58秒413位に入賞しました。総合得点に大きく貢献し、チームにいい流れを引き寄せる走りを見せ、4年生としての役割を果たしました!

まず3日間お疲れ様でした。400mについてコメントをお願いします!

千葉「400mはトラックで1番最初の決勝種目だったので、チームの流れを作るためにも何とか決勝に残って走りたいと思っていました!結果はプラス4番目で決勝に進出しチームの流れを作るきっかけになれたことを嬉しく思います!」

4年生として臨んだ試合にかける思いが伝わるレースでした!400mHでは自己記録の更新おめでとうございます!


千葉「ありがとうございます。400mHでは冷静に状況を判断して走れることが出来ました。決勝ではまた表彰台に上がることができ、昨年の悔しさを晴らすことが出来たと思います!」


3日間走り続けた千葉、本当にお疲れ様でした。最後に一言お願いします!


千葉「自己ベストも更新することができたのは、本当に先生方やチームの支えがあったからです。これからは自分が学んできたこと、得てきたものをしっかりチームに伝えていき、日本選手権リレーに向けてもう一度頑張りたいと思います。本当に応援ありがとうございました!」
3日目の女子走幅跳では、1年生ながら堂々とした跳躍を見せた五十嵐(麻)が6m092位に入賞しました。


五十嵐(麻)は一本目から5m91、6m01、6m09と記録を伸ばしていく上手い試合運びでした!
大学初めての日本インカレの感想をお願いします!


五十嵐(麻)「今回は初めての全カレでインターハイとはまた違った雰囲気を味わうことが出来ました。走幅跳は初めてシザース跳びでの試合でしたが、余計なことを考えずリラックスして跳ぶことが出来ました。同じ時間帯にマイルの決勝が行われていて、みんなが懸命に走る姿を見て私も頑張らなくては!と思い跳びました!」


仲間からの刺激を受けて記録も伸びていったのですね!


五十嵐(麻)「徐々に自己ベストに近づいてきているので、もっと跳び方を磨いて国体、全日本ジュニアでは自己ベスト更新を目指して頑張ります!」


初の全カレで勝負強さが光った五十嵐(麻)、今後の活躍にご注目ください!!

一本目から徐々に記録を伸ばした五十嵐(麻)


満面の笑みでの表彰台!
一丸となっての戦い!
〜伊藤、長沢入賞、糸原健闘〜

女子100mHでは、伊藤が予選、準決勝と徐々に走りがかみ合い決勝に進出。13"80(-0.6)5位入賞をしました。


初めての日本インカレはどうでしたか?


伊藤「初めての全カレはいろいろと学ぶことができた大会となりました。100mはまだまだ力不足で悔しい結果になってしまいました。100mHも課題が残るレースでしたが、入賞できたことはとても嬉しく、自信になりました。100mの走力をもっともっとつけて100mHにも生かしたいです。これからの練習、しっかり頑張りたいと思います!」


伊藤の決勝進出、入賞によりさらにチームに勢いがつきました!この経験をもとにこれからの伊藤に期待です!


初の全カレ決勝で堂々の走りを見せた(9レーン)

長沢のラストスパート!!

女子800mでは長沢が貫録の走りで決勝進出。決勝では2分10秒13の記録で6位入賞をしました。

長沢はこの日本インカレにどのような思いで臨んだのですか?

長沢「私は全カレでの悔しさは全カレでしか晴らせないと思い進学を決め、今年は体調、気持ちともに万全な準備をして臨みました」

なるほど。昨年の悔しさから今年得られたことはありましたか?


長沢「去年より冷静に走れたこと、1日2本走れる力がついたことはよかったと思います。しかし、決勝ではスピード・体力ともに力不足を痛感し、練習でできていないことはできないのだと思いました。来年は決勝の舞台で上位争いできるように、しっかり練習で追い込んでいきたいです!


院生として臨んだ初めての日本インカレで得たことを、秋、来年に繋げていってくれるでしょう!


同じく女子800mに出場した糸原は、予選でラストの直線に入ってからの粘り強い走りで3秒近く自己ベストを更新し、2分9秒17で準決勝進出。

惜しくも決勝進出はならなかったものの、チームのいい流れに乗り健闘した糸原。始めて間もない800mでの日本インカレでの走りはどうだったのでしょうか?


糸原「まだまだ経験も力も不足していることを痛感しました。OGの方や先生には、押しのけたり妨害してくるような選手にはならないで、悔しかったらその前を走る選手になるよう言われました。これからもっと経験を積んで負けない選手になります!」

大きな可能性を感じさせた糸原。初の全カレを経験して、これからの成長に期待は膨らむばかりです!

可能性を感じさせる力走を見せた糸原

惜しい跳躍を見せた今村
3年生の今村は順調に跳び、1m69を二回目でクリアーしましたが、その一本の失敗に泣きました。それでも7位タイ入賞を果たしました。

今村「応援ありがとうございました。自分の力不足で目標としていた結果が出せませんでしたが、みなさんの応援が力になりました。来年こそは応援に応えられるように、強くなります!」

1m73の高さは本当に惜しい跳躍でした!来年は4年生になり、最上級生として臨むことになる今村。この悔しさを内に秘め、来年のインカレでは大ジャンプをしてくれることでしょう!

昨年に続き女子やり投げに高橋が出場。自己ベストこそ出せなかったものの、7位入賞を果たしました。
競技の様子を聞いてみましょう。

全カレへはどのような意気込みで臨みましたか?

高橋「去年、ケガで思うように戦えなくて悔しい思いをしたので、ケガが治った今年は絶対リベンジしてやるんだという気持ちで臨みました」

全カレを戦っての感想を聞かせてください。

高橋「まず、全カレで入賞できたことは素直に嬉しいです。しかし、自分の実力を出し切ればもっと上にいけた試合だっただけに悔しい気持ちもあります」

見つかった課題はありましたか?

高橋「課題としては、今回1投目以降記録が全く伸びず順位を落としてしまったので、最初の3投でしっかりベスト8に進み、残りの3投で記録を伸ばしていくという試合運びをしていきたいと思います。また、全国の選手たちとの体格の差を痛感したので、冬期練習で筋力トレーニングを積み、また一から体作りをしていきたいと思います」

昨年の悔しさからまた一つ成長した高橋。来年はさらに上位を目指します!!

昨年の悔しさを胸に、一本!!
チームの力を結集!
〜最終種目、女子4×400mR〜

武石から齋藤(衿)へ!

バトンを、想いをつなぐ!!
女子4×400mRは、9月10日の予選では、武石‐齋藤‐五十嵐(麻)‐千葉のオーダーで臨み、3分42秒15の組1着で決勝に進出しました!


この記録は、10月28日(金)から30日(日)に行われる日本選手権リレーの参加標準記録も突破するものでした!!


11日の決勝には武石‐齋藤‐千葉‐糸原のオーダーで臨み、3分44秒63の8位入賞という結果でした。


4年生としてマイルチームを引っ張ってきた千葉にコメントをもらいました。


千葉「今年のマイルの目標は、まずは去年の予選落ちという悔しさをぶつけ今年こそ決勝で闘うこと、そして日本選手権リレーの標準を切ることでした」


しっかりと目標を果たせましたね!!


「はい!また、武石はマイルのためだけに来ていることもあるので、武石のためにも一本でも多く走りたいという気持ちもありました。予選、決勝ともにみんなが同じ目標で、強い気持ちで走ることが出来たと思います!!」


次の目標に向かって、またチーム一丸となって戦っていってください!


「全カレでは8位という結果でしたが、もう一度切り替えて今度は日本選手権りレーで最高の走りをしたいと思います。それまでしっかりと後輩たちとまた頑張りたいと思います。本当に応援ありがとうございました」




●予選・決勝と1走を務めた武石のコメント●

武石「個人種目で全カレ出場を決めれなかった分、マイルにかける想いは強く、絶対に決勝に残って勝負するという気持ちで練習に取り組んできました。インカレが近づくにつれチームが一丸となっていく感じが自分でも分かり、インカレでは仲間を信じ、自分を信じ、自信を持って走ることが出来たと思います。来年は絶対にもっと速くなってインカレという大きな舞台に帰ってこようと思います」

●予選・決勝と2走を務めた齋藤のコメント●
齋藤「マイルを走り終え、来年はマイルで優勝したいと思いました。千葉さんとマイルを走ることができる最後の日本選手権リレーもあるので、チームに貢献できる走りが出来るように頑張りたいと思います」

3日間の熱い戦いを終え、福島大学は28.5点女子総合7位女子フィールド10.5点で8位という結果でした。
全員がチームのためにという強い気持ちを持って臨むことができ、1日目からいい流れの中で戦っていくことができました。来年はさらに上を目指して頑張っていきます!応援ありがとうございました!!

今大会の詳しい結果はこちらをご覧下さい。→全日本インカレ結果
編集後記
熊本に応援に行ってきました。本当に熱い3日間でした!最後の全カレ、選手と同じくらいの気持ちで全力の応援をしてきました。本当にお疲れさまでした(松岡)

日本インカレで精いっぱいプレーする選手の姿を見てすごく感動しました!選手・関係者の皆さんお疲れまさでした!(金森)