第441号  2010/10/04
第39回東北学生陸上競技選手権大会
10月2日、3日に仙台市陸上競技場にて第39回東北学生陸上競技選手権大会が行われました。対校戦ではないため、出場人数の制限もなく、多くの学生が自己記録の更新を目標にこの大会に臨みました。
吉田が出雲駅伝の出場決める!!
〜男女5000m、自己新で表彰台に〜

この激走を出雲の地で再び!!
男子5000mで大幅な自己新で2位に入賞した吉田。このレースは、10月11日に行われる出雲駅伝の東北学連選抜チームの選手選考を兼ねていました。結果、出雲駅伝への出場が決定しました!!

結果と感想を教えてください。

「結果は14'42"70の2位で、これまでの自己ベストを22秒更新することが出来ました。今回のレースは出雲駅伝の選考がかかっていたので、絶対に負けられないという強い気持ちを持って走りました」

レースを見ていて、特にラストスパートからその強い気持ちが感じられました。
自己ベストを更新することができた秘訣は何ですか?

「レース中はしっかりとペースを刻んで走ることが出来たので、良かったと思います。最後まで諦めずに走ることが出来ました。これからは安定して14分台で走れるように練習を頑張っていきたいと思います」

最後に出雲駅伝に向けて、意気込みをお願いします。

「出雲駅伝は憧れの大会なので、出場が決まりとても嬉しいです。東北の代表として出場するので、しっかりと走ってきたいと思います!一つでもいい順位で襷をつなげるよう頑張ります!!」
女子5000mにおいても、亀田が2位に入賞しました。

結果を教えてください。

「結果は、17分07秒68の自己ベストで2位でした」

自己ベストを更新して2位入賞を果たした走りは、次にレースを控えていた福島大学の選手たちに勢いをつけてくれました。走る前の意気込みは何かありましたか?

「全カレではチームを盛り上げる走りが出来ず悔しい思いをしたので、今回の試合で自己ベストを出し、チームを少しでも盛り上げる走りをしようと思って走りました」

今後のレースに向けて意気込みをお願いします。

「自己ベストを更新できましたがレースのラストに課題が見つかったので、駅伝に向けてもう一度気を引き締めて頑張っていきます」
千葉、400mHで大会新
〜大会MVPに輝く〜

1枚目:決勝での圧倒的な走り!
2枚目:表彰台にて。福田も2位に入賞
女子400mHでは、千葉が59秒27の大会新で優勝を果たしました。また、女子400mも制し、今大会の女子MVPに輝きました。

千葉のコメント
「予選が無くなり一発決勝となりましたが、集中して臨めたと思います。記録としてはまだまだいいものではありませんが、収穫のある試合となりました。仲間の応援がとても励みになりました。これからさらに記録向上出来るように頑張りたいと思います」
女子走り幅跳びで山内が自己新で2位!!
〜ベストを2回更新、成長見せる〜
女子走り幅跳びでは、山内が5m66(+1.4)の自己新で2位に入賞しました。6回の試技の中で2回自己記録を更新するなど、成長を見せてくれました。

山内のコメント
「試合の中で2回、これまでの自己ベストを更新することができました。風が強い中での試合となりましたが、その中でも状況に合わせて自分の助走をすることができました。
具体的なイメージを持って、この試合に臨めた事が自己ベスト更新に繋がったと思います。しかし、まだまだ改善点があります。あと残りのシーズン、更に記録を伸ばせるように、練習していきたいと思います」

笑顔の表彰台☆
男子4×100mR、3連覇!!
〜シーズン最後有終の美を飾る〜

3走中島からアンカー土屋へ!!
男子4×100mRは、41秒67で優勝し、この大会3連覇となりました。

大内は公式戦初めて4継を走りました。

大内「今回の個人戦で初めて4継で1走を走らせてもらいました。今季最後の公式戦ということでこのチームのメンバーで走るのは最後になります。とくに4年生の中島さんと4継で一緒に走るのは最初で最後なので今できるベストの走りをしよう!という気持ちで決勝に臨みました。また、100mで百分の一秒差で決勝を逃した悔しさも一緒にぶつけました。そして、優勝することができて、今シーズンの良い締めくくりができて良かったです。そして何より中島さんの最後の4継を優勝で締めくくることができて本当に嬉しいです。胸を張って来シーズンも期待して下さい!と中島さんに言いたいです」

今シーズン成長を見せた大内。来年はさらに頼もしい存在になってほしいですね。


4年生の中島は最後のリレーとなりました。

中島「今シーズン戦ってきたメンバーで臨む最後の試合でした。タイムは満足のいくものではありませんでしたが、最後の試合を勝って終わる事ができ、また、連覇も続ける事ができ良かったです。今年一年で学んだこと、感じた事を来年に活かしてもらいたいと思います」

2年生からこの大会で4継を連覇してきた中島は、来年後輩たちに期待を寄せていました。
主将杉田、伊花とともに2日間戦い抜く
〜4年生最後の公式戦〜
この大会は4年生にとって最後の公式戦となりました。この1年主将としてチームを引っ張ってきた杉田は、特別な思いで大会に臨んでいたようです。1年生の伊花は、投擲・混成ブロックにきてから十種競技初出場でした。

杉田「今回は伊花と二人で十種競技に出場しました。まず二人で出場できたことが嬉しかったです。競技内容としては自己ベストまではいきませんでしたが、走幅跳と砲丸投で自己ベストを更新できたことは良かった点です。伊花とは最初で最後の十種競技でしたが、競技を通して多くのことを伝えることができたと思います」

今まで十種競技に一人で出場してきた杉田にとって、ともに戦い抜く後輩ができたことは特別だったようですね。

伊花「杉田さんと十種競技に出場して、改めて杉田さんの偉大さを感じました。一種目ごとに的確なアドバイスをしてくださると同時に、緊張している僕を勇気づけてくれてとても安心して競技に臨むことができました。今回の大会では競技することで精一杯でしたが、十種競技の戦い方を学ぶことができ、練習では得られないものを得られたと思います。何か一種目でも杉田さんに勝って感謝の念を見せたかったのですが、それが達成できなかったことが悔しかったです」

4年生から得るものもたくさんあったでしょう。その気持ちをしっかりと受け継いでいってほしいですね。

大会最初の混成100m!!(左端:杉田 右端:伊花)
編集後記
今大会は心配されていた雨も降らず、良い天気でした。ありがとうございます。お天道様!(松井)

今シーズン最後の公式戦、早いものですね。今までを振り返って自分を見つめなおそうと思います。(松岡)

最近とても涼しくなってきました。やっと本格的な秋の到来でしょうか。
夏休みも終わり、後期も勉強と練習に励みたいと思います(竹谷)