第369号  2009/05/18

東北インカレ
〜チーム初戦の戦いはいかに!!?〜
5月15日(金)〜5月17日(日)にかけて、宮城県仙台市陸上競技場において、第62回東北学生陸上競技対校選手権大会が行われました。シーズン最初の対校戦、チームはどんなスタートを切ることができたのでしょうか…!!?
〜第1日目〜

4連覇がかかった片山、結果は…!!?


第1日目、フィールド種目、最初の決勝種目は、4連覇がかかった片山の女子円盤投げ。片山は5投目に40m19を記録しましたが、惜しくも2位に終わりました。また、1年生の菊田が7位に入賞しました。片山は「課題としていたことができず、優勝も逃してしまい、全く納得のいく結果ではありませんでした。」と悔しがるのと同時に「技術面で反省点が多いので、しっかり練習をして安定した技術を身につけ、全国で勝負できる力をつけたいと思います。」とすでにしっかりと今後のビジョンを描いているようでした。全カレでの片山に期待大ですね!!

いけーーー!!

古瀬2冠、3連覇!!

自己ベスト続出!!


トラック種目、最初の決勝種目は女子10000m、福島大学からは、古瀬、平元、中山が出場し、古瀬が35分07秒07で優勝し、3連覇を果たしました。また、平元が自己ベストで7位入賞、中山も自己ベストを更新しました。優勝した古瀬は「初めから1人でペースを刻む形になりましたが、タイムを落とさずに走れました。次はもっと速いラップを刻めるように練習していきます!!」自己ベストで7位入賞を果たした平元は「今回のレース展開を反省し、弱いところを克服できるように今後の練習に取り組んでいきたいです。」惜しくも得点に絡めなかった中山は、「多くの課題が残る試合内容でしたが、改善点が多くあるとポジティブに考えてこれから練習していきます!!」と3人ともまだまだ満足していない様子でした。これからの成長に期待ですね!!

大会新、1・2フィニッシュ!!


女子1500mにおいて瓜生が4分32秒31自己ベスト優勝しました。また長沢も4分32秒762位になりました。共に大会記録を4秒以上縮めるタイムでした。先頭が次々と変わる激しいレース展開でしたが、ラスト200mで後続を引き離しました。長沢の追走を振り切り優勝を果たした瓜生は、「絶対勝つと決めて走り、そのとおりのレースができました。これからは勇気を持って前半からガンガン攻めのある走りができるように練習し、自分に自信をもって試合に臨みます。」と課題が見つけられたようです。全国の舞台での2人の走りに期待しましょう!!

予選、決勝が行われた男子1500mでは神谷、佐藤(瞬)、小郷の3人全員が決勝に進みました。決勝では、佐藤(瞬)が5位、神谷が8位にくいこみました。佐藤(瞬)は「昨年は1点も取れずに悔しい思いを出していこうと決めていました。結果として、得点は取れたのですが、消極的になった部分もあったので、その部分も含めて、これからのシーズンにつなげます!!」とコメント、神谷は「決勝には進みましたが、上位に入ることができませんでした。全員で高めあって、上位入賞出来る力をつけていこうと思います。」と闘志を燃やしていました。

瓜生(右)と長沢(左)

ホップ・ステップ・ジャーンプ!!

松島、追い風参考ながら、15m越え!!


男子三段跳では、松島が15m06を記録し、2位となりました。追い風参考となり、惜しくも公認記録とはなりませんでしたが、松島は「自己新をだすことができたのも、みんながくれるアドバイスや応援が力に変わった結果です。しかしまだまだです。今後さらに跳躍の感覚を磨いていこうと思います。」とコメントしてくれました。、松島は、3日目の走幅跳でも自己ベストを更新しました。今後さらに、洗練された跳躍を楽しみにしましょう!!
〜第2日目〜
2日目、1年生が好スタートを切りました。

1年生佐藤(深)、4位入賞!!

2日目最初のフィールド種目は女子砲丸投げ。福島大学からは1年生の佐藤(深)と菊田が出場し、佐藤(深)が11m12を投げ、4位に入りました。佐藤(深)は「攻めの姿勢が足りず、納得のいく競技ができませんでした。これからは怯まずに戦える力をつけていきたいと思います!!」とコメントしてくれました。人数も増えてにぎやかになった投擲ブロックに注目していきましょう!!

期待の1年生!!

1枚目:表彰台の今村
2枚目:松橋の跳躍

フレッシュ1年生コンビ、共に入賞!!

女子走高跳ではまたまたフレッシュな1年生コンビが登場しました。1m63を跳び、見事3位となった今村は、「優勝と記録は同じでしたが、試技数差で負けてしまい、跳躍の不安定さや1回目で跳べない弱さなど課題が多く見つけられた試合となりました。もっと強くなります!!」とコメントしてくれました。また、松橋もともに7位入賞を果たしました。松橋は、「久しぶりに1m55を余裕をもってクリアできたので、まず1歩を踏み出したかな、と思います。今回は試技数で順位を落としてしまったので、1本目からうまく跳べるように練習を積んでいきたいと思います!!」と、コメントしてくれました。これからの、福島大学の跳躍陣が楽しみですね。

長沢、800mで初優勝!!


女子800mでは3年の山形コンビの長沢が優勝。高橋が3位に入賞しました。前半先頭を引っ張り、積極的な走りをし見事3位入賞した高橋は「今回は記録をねらっていたのですが、レース展開がうまくいかず納得のいくタイムではありませんでした。確実なレースをするためにも、今以上に考えて練習していかなければいけないと思います。目標ははっきりとしているので、また頑張ります。」また、ラストの強さを見せ初優勝した長沢は、「自分から積極的にレースを進められないという課題が明確になったので、自信を持って走れるように、練習を積んでいきたいと思います!!」と、2人とも次を見据えた力強いコメントをしてくれました。

男子800mでは3年の一関が予選から冷静なレース運びをし、決勝に駒を進めました。決勝では「レース運びがうまくいかなかった」と悔しさをにじませていましたが、「北日本インカレを目指して、練習からあらゆるレース展開を想定して取り組んでいきたいです。絶対やってやります!!」と、とても熱いコメントをしてくれました。北日本インカレの一関に注目です!!

ラストスパート!!山形コンビ
1枚目:右・長沢、左・高橋
2枚目:右・高橋、左・長沢

4年生コンビ跳びます!!
1枚目:吉田、2枚目:斉藤

ついに大学ベスト!!


女子三段跳では4年コンビの吉田、斉藤がそろって入賞を果たしました。吉田は決勝で11m91で3位、斉藤も11m80で4位と共に、大学ベストをマークしました!!しかし、表彰台に上ったものの、全カレの標準まであと9センチ足りなかった吉田は悔しさをのぞかせていました。吉田、斉藤共に、「全カレの標準を切れなかったのが悔しいです。今回の結果をしっかりと受け止めこれからに活かし、残された試合で、自己ベストを出せるように頑張っていきたいと思います。」と満足せずに、更に上を目指そうと意気込んでいました。これからも2人で切磋琢磨して記録を伸ばしてくれることでしょう!!
三澤、自己ベストで表彰台に!!

3000mSCでは、三澤、神谷、横尾が出場しました。昨年は惜しくも4位で表彰台を逃している三澤が、今回9分18秒86の自己ベストをたたき出し、3位で見事に表彰台に上りました。最後まで3位を争う厳しいレース展開の中、上手なラストスパートでかわしました。三澤は「自己ベストでしたが、課題が多くあり、特に、障害の跳び方については、まだまだです。練習して上手く跳べるようにしていきたいです。秋には駅伝もあるので、しっかり走りこみ、3000mSC、5000m、10000mどれもきちんと走れる身体作りをしていきます!!」とコメントしてくれました。まだまだシーズンが長い長距離陣、しっかり力をつけてほしいですね。

1枚目:三澤(右・ゼッケン7)、神谷(左から2番目)
2枚目:横尾(真ん中)

渾身の一投!!
二年ぶりの自己ベスト更新!!

男子やり投では佐藤(信)が1投目から68m20をたたき出し2位入賞を果たしました。「優勝することと3投目までに自己ベストを出すことを意識していたのですが、一番の目標であった優勝をすることができず悔しい思いをしたのですが、全カレは投擲の後輩とも一緒に行くことができるので、全カレでは、70m以上投げて、福島大学の力を見せたいと思います!!」と今回の結果に満足せず、上を目指していました!!全カレでも爆発してもらいたいですね!!

2日間の激闘…結果は
!?


15日、16日の2日間をかけて男子十種競技が行われました。1日目から自己ベストを連発し、波に乗った杉田の勢いは2日目も止まりませんでした。9種目終えた時点で2位につけ、最終競技の1500mで逆転し、見事優勝を決めました!!最終種目の1500mでも自己ベストをマーク。10種目中8種目が自己ベストという素晴らしい結果でした。杉田は「今回のインカレでは10種目中8種目自己ベストを出すことができ、自分の力を出し切ることができました。」と素直に喜んでいました。また「これからの練習では、苦手な種目を徹底的に練習し、記録向上につなげていきたいです!!」と、とても意気込んでいました!!全カレの舞台での杉田の活躍に期待しましょう。

大幅自己ベストとなった杉田の棒高跳
〜第3日目〜

千葉、初優勝!!


3日目は雨の中での大会となりました。

女子400mHでは千葉、清水、加藤が決勝に進出し、千葉が初優勝を果たしました。また、清水が4位、加藤が5位となりました。これまで練習を積んできた加藤は、「着実に走れてきているのを実感できた試合となりました。しかしタイムが予選の方がよく、悔しいです。まだまだ練習して、速くなります!!」と意気込みを語ってくれました。3人とも決勝に残った女子400mHチーム。これからも切磋琢磨して3人で上がっていってくれることでしょう!!

千葉(右)、清水(左から2番目)、加藤(左)、雨の中の激走!!

ウォーカー・青柳

院生・青柳、6位入賞!!


10000mWには今年、福島大学の大学院に進学した青柳が、5年目のインカレに参戦しました。青柳は「仲間の応援の心強さやありがたさを改めて実感しました。レースは、練習不足が否めない結果でした。院に進んで学類のときとは環境が少し変わったので、もう少し工夫して練習を積もうと思いました。」と院生として新たな1歩を踏み出したようでした。

最後の1投の行方は…


雨の中行われたハンマー投げでは、小林が55m58で優勝し、全カレの切符を手に入れました。61cm差の2位につけていた小林は、最終試技で逆転の1投を放ち、見事に優勝しました!!小林は「大幅な自己ベストで念願の全カレ出場を果たせて嬉しいです。しかし最初の3投の記録が悪く、課題の残る試合内容となりました。練習ではこの反省を踏まえて改善していき、全カレではしっかりと結果が残せるように頑張りたいです!!」と気合を覗かせました。

全カレに向かって!!

1枚目:2走:石川から3走:小西へのバトンパス!!
2枚目:アンカー矢内

4×400mR、女子13連覇
、男子優勝を逃す


女子4×400mRでは高橋、千葉、紺野、武藤のオーダーで、3分49秒57で13連覇を打ち立てました。しかし、アンカーを務めた武藤は、「まだまだです。すべては練習の結果なので、この悔しさをバネにして、日々練習していきます。」とコメント、また、100m、200m、4×100mRと連戦し、今回4×400mRでも3走を務めた紺野は、「 福島大学女子短距離として情けない結果となってしまいました。現実を受け止め、自信を持ってスタートに立てるようにしっかりと練習していきます。」とどちらも優勝にも顔は厳しい様子でした。

昨年優勝を果たしている男子4×400mR、今回は、決勝において松岡、石川、小西、矢内のオーダーで臨みましたが、3分17秒65のタイムで4位という悔しい結果に終わりました。アンカーを務めた矢内は、「今回の結果をしっかり受けいれ、勝っていけるチームになるために、勝つための練習をみんなでやっていきたいと思います。強くなる!!という強い気持ちを持って、これから続いていく試合に臨みます。」とこれからの成長を期待させる力強いコメントを残していました。まだまだこれからです!!強い気持ちで全員で頑張っていきましょう!!


3日間を終えての総合結果は、男子が5位、女子が2位でした。この結果に主将の新田は、「この結果を一人ひとりが受け止め、自分たちの力不足を自覚し、見つめなおして、この先勝っていくために、全員でしっかり練習を積んでいこうと思います。」と気を引き締めた様子でした。女子主将の吉田は、「今回の東北インカレは本来持っている力を発揮できなかった場面が多くあったように思います。この結果を個人個人がしっかりと考え、これからよりよくなっていけるようにしたいです。シーズンはまだ始まったばかりなので一人一人が一回り、二回りも成長していけるよう、チーム一丸となって盛り上げていきたいと思います!」と今後を見据えていました。これからの選手の成長に期待しましょう!!

東北インカレの結果はコチラ
おまけ 編集後記

作成の裏側〜帰りのバスにて〜
東北インカレが終わりました。しっかりとまたここから大きく成長していきます!!(石川)

最後の東北インカレが終わりました。記録も気持ちもまだまだ大きくなります!!(古瀬)

東北インカレが終わりました。記録も気持ちも身長ももっと伸ばせるよう頑張ります!(千葉)