第342号  2008/11/3

県北記録会
先週に引き続き、信夫ヶ丘競技場で県北陸協記録会が行われました。
木枯らしが強く吹くなかでしたが、1、2、3年生は今シーズンの締めくくりとして、また、4年生は学生生活最後の試合として全力でトラックを疾走しました。今週はその様子をお伝えします!
好記録を出した選手たち

男子100m
1組(+2.9)
上村和弘 10秒86 追い風参考
  苅田恭裕 10秒98 追い風参考
  神谷航平 10秒98 追い風参考
  中島俊 10秒99 追い風参考
男子100m
2組(+1.3)
吉江崇裕 11秒04   
  傍島英臣 11秒13 自己ベスト
  中村優平 11秒14   
女子1500m 長沢清佳 4分40秒94   

男子100m

ベストを出した傍島の走り

今シーズン最後の大会で大学ベストを出した吉江
今回の記録会で100mにおいて自己ベストを出した岐阜の110mハードラー傍島に今後の意気込み、展望について聞いてみました!
傍島のコメント
今シーズン最後の大会で自己ベストを更新することができてよかったです。冬季練習、そして来シーズンに向けていい形で終われたのではないかと思います。今回は100mでの自己ベスト更新でしたが、しっかりハードル走につなげていきたいです
ハードル走には技術も走力も必要です。特に根本的な自信につながる走力に磨きがかかってきた傍島。今後の冬季練習でどこまで自分を追い込めるか、来シーズンの彼に今から期待したいと思います。

傍島と同じく男子100mに出場し、今季ベストをたたき出した跳躍ブロックの吉江にコメントをいただきました。
吉江のコメント
今回は久しぶりに100mに出場させていただきました。今シーズン最後の大会で大学ベストを出すことができました。二年目になってようやく自分の走りができるようになってきました。わずかながら自己ベストには届かなかったのですが来年につながる走りが出来たのでよかったのではないかと思います。冬、しっかり練習を積み来シーズンは、100mのスピードを走り幅跳びに活かせるように頑張っていこうと思います
シーズン後半になり自身が思うような競技ができずにいた吉江。鬱憤を晴らすかのようなシーズン最終戦でのシーズンベストを素直に喜ぶ反面、専門種目をどのようにしていくか、すでに今後のことを視野に入れているようでした。





女子1500m
専門外の種目1500mを人生で初めて走った長沢に、どのような気持ちで試合に臨んだか聞いてみました。
長沢のコメント
今回の1500mでは、タイムもレース展開も目標を達成することができませんでした。自分のレースに対する精神的弱さを実感しました。しかし、来年の東北インカレに向けてよい経験ができたレースだったと思います。自分の走りの長所も短所も理解し、いつでも力を出し切れるように、これから冬季練習を頑張っていきたいです!
全国女子駅伝に出場し、今シーズンは長距離のレースにも積極的に挑んだ長沢。来シーズンは、駅伝や1500mで鍛えた持久力を、専門種目の800mに活かした走りが期待できそうです。

小学生の汗が光る、クロスカントリー!!
11月1日、あづま総合運動公園で福島県小学校クロスカントリーリレーが行われました。
子供たちに、安全に楽しく走ってもらおうと、学生たちは、コースの設定や選手の誘導などを行いました。
襷は、アテネオリンピック代表の佐藤光弘さん、北京オリンピック代表の久保倉里美さん、丹野麻美さんが授与されました。


その中でも、一際、コース設定に力を入れていた青柳と小西に、どのような気持ちで今回の補助員を行ったのかを、長沢がインタビューしてみました!

長沢:今回補助員をやってみて、感じたことは何ですか?

青柳:気持のよい大会だったということですね!
小学生の元気いっぱいな走りや、保護者やコーチの熱の入った応援など、どれもが活気に溢れていて、思わず自分も走りたくなってしまいました。

小西:それは、僕も同感ですね!
子どもたちの一生懸命な姿は、希望に満ち溢れていました。それを見ていると、自分もさらに頑張っていこうと、思いました!

長沢:今回は選手ではなく、補助員としての参加でしたが、得ることがたくさんあったようですね。

青柳:はい。このような、活気溢れる大会のは、影でのいろいろなサポートが必要なのだと、改めて実感することができました。

小西:やっぱり誰かのために働くのは、今日の天気のようにすがすがしい気持ちになりますね!!
秋晴れの中での芋煮会〜各学年の個性が輝る〜
小学生のクロスカントリーリレーが終わると、毎年恒例!TCの子供たちとの芋煮会です!
今年は、芋煮日和の秋晴れのなか行われました。
芋煮は各学年の芋煮係りが、各々に思い描く芋煮を基に、具や味付けを決めて作ります!
そのため、各学年の個性が輝った芋煮会となりました。

行くぜーみんな!!食べる準備はばっちりかい!?


<1年生>

 1年生は、醤油味がベースの鍋を作っていました。具には白菜がたっぷり入っていて、ヘルシーな芋煮でした!

醤油
白菜
里芋
しめじ
こんにゃく
ごぼう
ネギ
大根
牛肉
うどん

〜こだわり・隠し味〜
本場山形の醤油味!!



今回中心に芋煮を作った横尾(左端)は、本場山形出身ということもあり、醤油味にこだわっていたようです。

しかし、味噌味の芋煮もあるということを知り、
「来年までは、味噌味の作り方もマスターし、芋煮係としてパワーアップしていきたいと思います!」と、
来年の芋煮に向けての意気込みも見せてくれました。





去年の失敗を生かし、事前準備もばっちりです!
今年は、さらにすいとんにも挑戦しました☆


<2年生>
2年生は、味噌味と醤油味の2種類の芋煮でした!
山形出身の2人(長沢&高橋)がいるということもあり、具も味噌味と醤油味で異なるなど、こだわりが見えました。
味噌 醤油
里芋
豚肉
厚揚げ
しめじ
こんにゃく
ネギ
ごぼう
すいとん
里芋
牛肉
こんにゃく
ネギ
ごぼう
すいとん

〜こだわり・隠し味
味噌味―まろやかさを出すための酒粕
醤油味―醤油味を生かすためのかつお節



<3年生>
3年生は、人参や大根など具たくさんの芋煮で、
野菜の甘みが染み出た、優しい味の芋煮でした!

味噌 醤油
大根
里芋
人参
ごぼう
ネギ
白菜
しめじ
豚肉
うどん
大根
人参
ごぼう
ネギ
白菜
しめじ
牛肉
うどん

〜こだわり・隠し味〜
奥深い醤油の甘みを出すための砂糖


芋煮(イモニー)!!

3年目ということもあり、息ぴったりの4人で作った
芋煮は売れ行き抜群でした。



最高の仲間と、おいしい芋煮があれば、
他に何もいりません!!


<4年生>
4年生は、男子二人で作成しました。4年連続の芋煮係の二人の芋煮はこだわりつつも、スムーズでした!
味噌、醤油
大根
里芋
人参
ネギ
ごぼう
こんにゃく
白菜
しいたけ
うどん

〜こだわり・隠し味〜
シンプル・イズ・ベストをテーマにしたストレートな味付け

<特集>
〜4年間、芋煮係を全うした二人(岡田&益田)に密着取材〜


芋煮の調理は女子、火起こしは男子という分担が多いのですが、今回4年生の芋煮係は、調理も火起こしも益田と岡田の男子2人でした。

この2人は、1年生から4年間芋煮係をしてきたので、2人だというのに、どの学年よりも早く完成させていました!!

やはり、4年間の経験は大きいようです。

そこで!!
この2人に4年間芋煮係を全うしてきた心境を伺ってきました!

岡田
:僕は群馬出身なので、1年生の時は芋煮のイメージがないまま、あたふた準備をしていたのを覚えているな〜。

益田:1年の時は僕も要領がつかめず失敗したのを覚えてる。でも、それから毎年、工夫を重ねて作ったよね!?

岡田:去年は「しょっつる」という秋田の秘伝の地酒を使ったりもしたね。今思うと、苦戦した時はいつも、TCの親御さんが手助けしてくれたように思います。
この4年間、芋煮を通して多くの人に協力してもらったり、寒い中で仲間と鍋を囲んで絆を深めあったりと、たくさんのことが得られたように思いますね!!

益田:今年は、4年間の経験を生かし、一番おいしい芋煮ができました。
僕たちも、煮込めば煮込むほどおいしくなる芋煮のようにこれからも、成長していきたいです。
そして、このような芋煮文化を広めていきたいですね!
最後の締めくくりは、やっぱりこれ!!みんなに笑いと幸せを与えてくれる、一年生の一発芸!!
芋煮でもう一つ毎年恒例なのが、1年生の一発芸です!


特に、今年の1年生の一発芸はレベルが高く、TCの子供たちから、親御さんまで楽しむことができました。

ヨン様にも引けを取らないような、韓流ドラマのワンシーンを演じる2人→

(台詞の一部)
「サランへヨー(愛してるよ〜)」

「あなたのことが…チュキ(好き)だからー!!」

今週の人 編集後記
浅見真理奈
中村優平

正義感があふれ、笑った時の目がチャームポイントの、投擲ブロック小林に紹介されました浅見です。
私が今週紹介するのは、はじめての福島の冬を「どげんかせんといかん!」と思っているであろう、宮崎県出身短短ブロック中村優平です。
どんなに大勢集まっている時でも、頭ひとつとび出ているのは中村です。身長は187cm、いつどこにいても存在感抜群の中村が本当にうらやましいです。
中村は、雪国新潟出身の私に宮崎の冬の過ごし方を教えてくれました。宮崎の冬は、暖房器具などは必要なかったかもしれませんが、福島の冬は、きっとこたつやストーブが必要なんだと思います…でも中村の長い脚がこたつから飛び出てしまうのではないかと心配です。
また、身長だけではなく、心も広いのが中村です。何事も、文句を言わずに取り組んでくれます。中村は、とても頼りがいがあり、みんなにとって話しやすい存在です。
初めての福島の冬を乗り越え、来春、長身を武器にトップスプリンターとして活躍する中村を見るのが楽しみです。
(青木)大学生活も気付けばあとわずかということに気づいて、少し寂しい今日この頃…
ホームページ委員会、うちの班は優秀なので、今後も安心して任せられそうです。ね、松崎くん。

(松崎)↑あくまで安心して任せられるというわけであって青木さんはこれからも福陸に鋭いツッコミをいれつづけてくれるでしょう(たぶん)、次の福陸も乞うご期待!!

(長沢)たくさんのイベントを通して、たくさんの笑顔に出会いました。やっぱり笑顔を見ると元気をもらいますね!

(金森)東北出身ながら初めて芋煮を食べました。未だに火おこしの時に染み付いた炭の匂いがとれません。今のぼくはきっと脱臭効果があります。

(松井)一気にたくさんの行事を経験し、楽しい思い出を振り返りながらホームページを作成して、とても面白かったです。