第286号  2007/10/29

日本選手権リレー
 4×400mRで大幅に学生記録を更新&8連覇達成!
4×100mRは惜しくも2位!
10月26日〜28日まで、横浜の日産スタジアムにて日本選手権リレーが行われました。
4×100mR、4×400mRともに8連覇がかかったこの大会で、4×400mRではこれまでの学生記録を約2秒も更新する学生新を樹立し、会場は歓喜の渦に包まれました!

この学生記録は2001年5月25日までの日本記録より良い記録なのですよ。単独チームでのこのタイムはすごいです。(白木)

昨年も4×100mRで学生新記録が誕生した
競技場です。
〜1日目〜

あそこが…
1日目、2日目は生憎の雨でしたが、選手たちの心の炎はそんなことでは消えません!ホテルから見えるあの日産スタジアムで3日間の熱戦が始まります。
4×100mRの予選・準決勝が行われました。
予選・準決勝ともに福島大はしっかりとバトンを繋ぎ、翌日の決勝への切符をしっかりと獲得しました。
勝負は2日目です!

松田から中村へのバトンパス
〜2日目〜
2日目は台風が近づきつつある中、4×100mRの決勝と4×400mRの準決勝が行われました。
4×100mR決勝では、福島大のOGで組んだナチュリルが優勝、福島大はそれに続き2位でした。
惜しくも8連覇はなりませんでしたが、来年に向けて課題が見つかった良いレースになりました。

1位 ナチュリル 45秒35
(長島さん・栗本さん・木田さん・渡辺(真)さん)
2位 福島大 45秒73
(紺野・丹野・松田・渡邊(梓))

混戦の中、バトンは松田からアンカー渡邊へ!
4×100mRの決勝を走った選手にコメントをもらいました。

4走・渡邊梓
「色んな想いを込めて走りました。4年生との最後の大会でバトンを繋いで走れたことが本当に嬉しかったです。
ただ、今まで繋いできた連覇を達成することができなくて本当に悔しいです。来年に向けてまたチームを作り直して頑張っていきたいです」
1走・紺野
「学生として松田さんや丹野さんとバトンを繋ぐのはこのレースが最後でした。いろいろな思いをバトンに込めて、自分ができる精一杯の走りをしようとスタートに立ちました。悔しい結果に終わりましたが、次は自分が変わらなければならないのだと思えたとても大切なレースでした」

今回の結果が良い刺激になったようです。
来シーズンは福島大伝統の4×100nRを盛り上げてくれるでしょう!

1走渡辺(な)から2走武藤へ
凄い雨でした…(マウスを乗せて下さい)
4×400mRの予選が始まる頃、台風の影響による突風のため競技は一時中断しましたが、予選は予定より少し遅れて開始しました。ものすごい豪雨と突風でしたが、無事予選を通過し、準決勝へと駒を進めました。
〜3日目〜
3日目は昨日までとは打って変わって快晴!
ホテルで起床したとき真っ先に目に入ったのがこの富士山で、思わず激写してしまいました(by青木)
1日目の写真と比較するとかなりの晴れ具合だということが分かります。
今日は何かが起きそうですね…

何かを予感させる富士山。

1走渡辺(な)から2走丹野へ!
その予感どおり、何かが起きました!
4×400mR準決勝では気持ちのいい秋晴れの中走り決勝進出を決めると、決勝でも大爆走、終始トップに立ち、念願の学生新記録を樹立しました!
また同じグラウンドで練習しており、OGの方が活躍されたナチュリルチームも2位に入賞されました。

1位 福島大 3分34秒70 (学生新・大会新)
(渡辺(な)・丹野・青木・金田一)
2位 ナチュリル 3分39秒21
(佐藤さん・栗本さん・吉田さん・木田さん)
4×400mRの決勝を走った選手にコメントをもらいました。

1走・渡辺(な)
「日本選手権リレーは、今シーズン最後の大会であり、また、福島大学の学生として丹野さんと走れる最後の試合でした。今までのリレーの中で一番の走りができたと思っています。丹野さんの学生最後の試合を最高のかたちで終わらせることができ、良かったです。
来シーズンも頑張りたいです」

バトンは3走青木からアンカー金田一へ!
4走・金田一
「なつみ、丹野さん、青木の走りを4走の私が無駄にしてはいけないと思い走りました。また丹野さんが学生最後の試合だったので今までの感謝の気持ちをこめて全力でいきました。学生新記録が出て心の底から嬉しいです。支えてくれた仲間や先輩方がいる、やはりこのチームが大好きです」
3走・青木
「今回のリレーは今シーズン最後のレースで、しかも4年生とバトンを繋げるのがこれで最後だったので、悔いの無いようベストの走りをして学生記録を更新したい!と強く思って走りました。最近あまり良いレースができていなかったのですが、今日はしっかりと力を出し切ることができ、学生記録も更新できて本当に嬉しく思います。本当にこのメンバーで走れて良かったと思いました!支えて下さった沢山の方々にも感謝の気持ちで一杯です」
また4年生にとっては福島大としてはこれで最後の試合となりました。

松田(4×100mR 3走)
「大学最後のレースがこの大会でした。連覇がかかった試合であり、私たちが今までやってきたことを最後に連覇という形で締括りたかったのですが結果は2位で、連覇をとだえさせてしまった結果となってしまいました。悔しくてたまらない気持ちはあります。今までの伝統をつなげなかったことも責任を感じています。でも私は最後のレースを今まで一緒に苦しみや喜びを分かち合ってきた丹野や後輩のみんなと走ることができて本当に良かったと思っています!!3年生以下のみんなも今回勝てなかったことで、今まで気付けなかったことや、来年にむけてこれからどうしなければならないかしっかりと目を向けられる試合になったと思います。今回のこの試合の結果は一人一人がしっかりと受けとめこの気持ちを忘れず、これからしっかりと形にしていきます!!またみんなで頑張っていきます!」
丹野(4×100mR 2走・
4×400mR 2走)

「今回の日本選手権リレーでの4×100mRでは連覇を達成することができず、とても悔しいレースでした。しかし、いい経験ができたと思います。今回からたくさんのことを学び、次に生かせるようにがんばりたいと思います。
4×400mRでは、今年目標にしていた学生記録を出すことができました。大学最後のレースを学生記録で終われたことがすごくうれしかったです。大学4年間の成果を出せた試合だったと思います。この結果に満足せずに来年のシーズンに向けてしっかり練習したいと思います!!」


来年からも実業団として陸上を続ける二人。
立場は変わりますがこれからもよろしくお願いします!(by白木)

学生新誕生の瞬間!

この日本選手権リレーでチームとしての大会は最後になりました。来シーズンの活躍にも乞うご期待!
第25回全日本大学女子駅伝対校選手権大会

スタート前から応援もヒートアップ。
10月28日(日)に仙台にて全日本大学女子駅伝が行われました。

福島大学は2時間20分59秒の記録で22位でした。選手の試合の様子を応援に駆けつけたチームメイトの様子とともにお伝えします。
1区は久保で、みんなの応援を背に力強いスタートを魅せてくれました!思うような走りができなかったとコメントをくれた久保は「でも同時に自分がしなければならない事が見えてきました!是非次の走りに期待してください!」とのこと。次の久保の走りに注目ですね!


瓜生は2区の6.6kmを走りました。今年、短長ブロックから長距離に転向した瓜生ですが「今年は長距離として今までみんなと練習してきての出場だったので、自信を持って落ち着いて走れました」とコメントをくれました。また「これから完全長距離選手になれるように練習を頑張って来年はもっとチームに貢献したいです!」と冬への意気込みをみせてくれました。

1区・久保 スタート後の混戦!
2区・瓜生 渾身の走りです
マウスを乗せてみて下さい。
長距離エースの古瀬は最長距離である3区の9.1kmを走りました。古瀬は「各大学のエースが集まる区間を走らせていただくことができて、とても勉強になりました。自分の目標タイムで走ることができましたが、西尾さんまで襷をつなぐことができなかったのが悔しかったです」とのこと。更に「これからもっと練習して、今の自分を超えていきたいです」と悔しさをバネにきっと来年はもっと成長した姿をみせてくれるでしょう!

ルーキーの中山は4区・4.9kmを走りました。中山は「今回の駅伝は襷を繋ぐことを目標にしていたので、西尾さんまで届けられなかったのが、本当に悔しいです。自分がまだまだ力不足だと思いました」と振り返ってくれました。そして「来年は襷を繋いで、西尾さんに繋げましたと伝えられるように、冬季練習で今の自分の課題を克服していきます」と力強いコメントをくれました。

3区・エース古瀬
4区・唯一の1年中山
マウスを乗せてみて下さい。

5区・懸命に走る平元 
6区・チームの要、西尾力走
マウスを乗せてみて下さい。
5区の4.0kmを走ったのは平元。「私は繰り上げスタートの人と一緒にスタートしましたが、ギリギリのところで中山から襷を受け取ることができました。皆がここまで繋いできた襷を絶対に西尾さんに渡す!と思い、頑張りました。」とみんなの思いを繋ぐべく必死に走りました!

残念ながら繰り上げスタートとなってしまった女子長距離主将西尾はアンカー6区の8.0kmを走りました。「今年もタスキを繋げず、悔しい結果に終わりましたが、みんながそれぞれの力を出し切ることはできたと思います。順位は去年と同じ22位でしたが、タイム的には1分30秒程縮めることが出来ました」とチームを振り返り、福大長距離女子の成長を感じさせてくれました。「個人的にはアップダウンの多いコースでしが、うまく走ることが出来たと思います。福島大学の襷にみんなの思いを込めて、一つの目標にむかって今までまとまって取り組めて、本当に楽しかったです」とチームを引っ張った西尾らしいコメントをくれました。



またどの選手も「みなさんの応援が力になった」と感謝の気持ちでいっぱいでした。
こ、これは・・・!?

7区で好走した菅野選手ではないですか!?石川選手とのデットヒートは見ている者を熱くさせてくれましたね!!

菅野「違いますよ!これは選手の応援をするために仙台中を走り回っているところです。選手が少しでも力を出せるように、チーム一丸で応援しました」

石川「ちなみに7区(応援チーム区間)の区間賞は僕でした!」

※この話は一部フィクションです。

追随を許さない二人の走り
(選手の応援のために走り続けます!)

宙を舞う西尾
試合後には女子駅伝チームをまとめてきた西尾を胴上げするシーンが…。

本当にお疲れ様でした!!
全日本50キロ競歩

全力疾走…疾歩?
10月28日(日)に山形県・高畠で全日本50キロ競歩が行われ、加藤(ひ)と菊池(一)が出場しました。

加藤(ひ)は「高畠競歩は地元の方々の声援が暖かく、思い入れのある大会だったので、最後に高畠に出場できて嬉しかったです。しかし、結果はとても悔しいものでした。試合は最後となりましたが、この悔しい気持ちは陸上だけに留めずに忘れずに持っていたいと思います。また試合では、みんなの応援を思い出したり、離れていてもそれぞれの場で仲間が頑張っているんだと思うと更に頑張れました。みなさんありがとうございました!」と、最後の試合を振り返っていました。
一方、菊池(一)は「結果には納得がいきませんが、5kmまでのタイムは自己ベストでそれまでは警告をもらわなかったので、スピードがついてきていることを今回の大会で確認することができました。次の大会までにこのスピードを維持できるようにしたいと思います。最後に今回の大会は競歩のメンバーで挑める最後の試合でした。最後まで私たちを引っ張ってくださった加藤さん、サポートをしてくれた青柳には感謝したいと思います」と様々な面で収穫があったようです。

次の歩きに期待!
エールプチ特集

日本選手権リレーの出場メンバーへ!
力強いエールですね。

全日本大学女子駅伝のメンバーへ!
精一杯頑張ってますね。
ナチュリルカップ「第1回ももりんダッシュNo1」開催迫る!!
2007年11月11日に行われるももりんダッシュNo1の開催が迫っているので今回はその特集をします!
その1  「ももりんダッシュNo1」とは?
ところでそもそも「ももりんダッシュNo1」とは何なのでしょうか?
福島大学の学生がこのイベントの企画・運営に携わっているようなのでちょっと聞いてみましょう♪

「ももりんダッシュNo1とは一体何なんでしょうか?リーダーの小原さん教えてください。」
「あー、それはですね・・・福島県で誰が一番ダッシュが速いかを決める大会です。」
「え、そうなんですか?でもそれなら陸上選手が一番速いに決まっているじゃないですか?」
「ちょっとまった!さてはあなた、モグリの取材者ですね?物事の本質が見抜けてないですよ。」
「え、モグラ?モグリ?なんですか?」
「まぁモグリの意味は置いておいて…今回のイベントは100mの速さを決めるのではなくて30mの速さを決めるんですよ!!」
「え、だから陸上選手が速いんじゃ…?」
ちっ、モグリめ。そう思うかもしれませんが、30mだと陸上選手が勝てるとは限らないんですよ!ダッシュが早いサッカー選手だとか、盗塁がうまい野球選手が30m走ったら速そうだと思いませんか?」
「あぁ、確かに…陸上以外のスポーツ選手を見ててこの人たちが陸上選手と勝負したらどうなんだろうと考えたりすることもありますね。」
「でしょう!?やっと分かったかモグリ記者め…その他にも走ることやスポーツが好きな人たち、犯罪者を追いかける警察官や普段から厳しいトレーニングを積んでいる自衛官。毎日重い荷物を持って駆け回る配達人。子どものころからピンポンダッシュがばれた事がない人。後、水面が走れる忍者とかも速そうですね。」
「に、忍者も出場するんですか?」
「はい、きっと来ます。忍者も来ます。それくらい夢と希望が詰まったイベントでござる。」
「ということは、誰にでも参加できて、誰にでも勝つチャンスがある!ということですね?」
「やっとわかってきましたね。そうです!!便宜上、年齢・性別に競技を分けてはいますが、わずらわしい制限やルールはありません!誰でも参加可能!そして出場者全員に優勝の可能性があるんです!!みなさん参加応募ドシドシお願いします!!」                                                       
                                                         
                                                 
                                                         ↑
                                                企画実行委員達(僕らはモグリじゃないよ)
その2  「ももりんダッシュNo1」のみどころ
陸上の大会は普通、競技場で行うのですが、今回はなんと…
街中(‘まちじゅう’じゃないよ、‘まちなか’ってよむんだよ)に全天候のトラックを敷いてレースを行います!!
今回のイベントの目玉はなんといってもこれですね。普段は車がブンブン通っているJR福島駅前の道路を封鎖して我々人間が30mダッシュ王を決めるために走る。考えるだけでもワクワクしませんか?僕はもう妄想が止まりません。止まる車。こみ上げるワクワク感。止まらない妄想。最高のイベントになるに違いありません。

ここに全天候のトラックを敷きます。
ゾクゾクシマスネ。
その3  「記録に挑戦!」

男子記録保持者の小原
「挑戦…待ってるぜ。」
今回参加した方々全員は最新の設備により30mダッシュのタイムを測定することができます。勝負より記録にこだわる人でも自分の実力がどのくらいのものか腕試しすることも可能です。じつは非公認ながら30mダッシュの最高記録が存在するんです。その記録と記録保持者は…


男子 taku obara 小原 拓 3秒85
女子 asami tanno 丹野麻美 4秒32

です!!両記録保持者は福島大学が誇る短距離エースです。特に女子記録保持者は女子400m日本記録保持者の丹野麻美選手です!!
でも30mでは…?足に自信がある方はこの記録に挑戦してみては♪
その4  まとめ
         
11月11日に行われ、福島県の30mダッシュNo1を決める大会である
福島県内在住なら誰でも参加可能・優勝の可能性あり
福島駅前の国道に全天候のトラックを敷いて行われる
記録に挑戦することができる
まだまだ参加応募受付中である  
編集後記 おまけ
今回はとにかくビッグイベントが盛りだくさん!中身の濃いホームページになりました。
日本選手権リレーは本当に良い経験ができました。来シーズンも頑張ります!
(青木)

駅伝の応援でたまたま弟と遭遇しました。偶然とは怖いものです…。
(松ア)

僕も男子の4×400mRメンバーに入って熱い走りがしたいです!
(白木)

今回、日本選手権リレーにいき選手の走りを近くで見て刺激になりました。来年は武藤との予行練習の成果を発揮したいです!
(長沢)

日本選手権リレーの予行演習をしている
(と思われる)武藤と長沢。