第282  2007/10/01

第36回東北学生陸上競技選手権大会
9月29日(土)〜9月30日(日)に岩手県の一関総合運動公園陸上競技場で第36回東北学生選手権大会が行われました。今シーズン最後の全体で参加する東北の大会となりました。5つの大会新が誕生し、また、自己ベスト更新者も続出しました!
第一日目
〜女子4×100mR、女子100m、女子1500mで大会新!!〜

お互い競り合って自己ベストを更新した武藤(左)と菊池(右)
男子1500mでは、武藤が4:03.37の自己ベストで6位入賞を果たしました。1500mは5年振りに走ったという武藤は「高校時代に走ったときと比べて、後半でのスピードの切りかえやラストの速さがだいぶしっかりしていました。これは、大学で4年間やってきて培ったものだと思います。自分の成長をとても実感できるいいレースができました。」とコメントしていました。また、菊池(弘)も4:03.48の自己ベストで武藤に続き7位に入賞しました。
女子1500m、瓜生と古瀬が大会新で1位・2位、また、西尾も自己ベストで4位に食い込みました。4:35.99の大会新で見事優勝した瓜生は「毎回平均的な記録で走れるようになったので良かったと思います。ずっと先頭についていくばかりのレースだったので、自分で積極的に前に出れるくらいの力と自信をつけていきたいです。」とコメントし、西尾は「今回、2年ぶりの1500mのレースで不安はありましたが、落ち着いて走れたと思います。もう少し前半で前との差をつめておけば、表彰台を独占できたと思うと、少し悔いは残りますが、大学に入って初めての自己ベストを出すことが出来たことは素直に喜びたいと思います。」と、二人にとっては非常に得るものが大きかったレースだったようです。

それぞれラストスパート!!
前:瓜生 後:古瀬

笹原の跳躍。
女子三段跳。最後まで優勝争いを演じた笹原ですが、惜しくもあと6cmで2位となりました。しかし、3位に吉田、6位に皆方と入賞し、福島大学の強さを見せました!!
女子100mでは、渡邊(梓)が12.11の大会新で優勝し紺野も12.31で2位に入り、見事ワン・ツーフィニッシュを果たしました。紺野は、「今の時点で自分の力をしっかりと見つめ、様々な課題をこれからの練習でしっかりと克服していこうと思います。」とコメントし、今の自分に何が足りないのかを改めて認識したようです。

右から渡邊(梓)、紺野

一走笹原から二走紺野へのバトンパス!!
女子4×100mリレーでは、47.34で大会新で1位でした!!アンカーをつとめた渡邊(梓)は、「今回は大会記録を狙うつもりだったので、攻めの走りでバトンをつないでいこうと思いました。無事に大会記録を打ち破ることができました!」と、コメントし、2走の紺野は「4年生の笹原さんや荒川さんとバトンをつなぐことができて本当に嬉しかったです。とても良い経験になりました!」と話してくれました。やはり、私達にとって4年生の存在は欠かせないものだったようです。今回のリレーでまた一段と団結が深まったことでしょう!!
第2日目
〜男子やり投げ、女子5000m大会新!最優秀選手賞に茂木が!!〜

独走の古瀬。
大会2日目、この日も2つの大会新が誕生しました。女子5000mで古瀬が16:44.34の大会新で優勝しました。古瀬は序盤から一人飛び出しそのまま快調に飛ばしていくというレース展開での優勝でした。古瀬は「自分1人でのレースになりましたが、ペースをくずすことなく走りきることができました。駅伝に向けて今より速く走れるようにしたいです。」とコメントしていました。
また、「集団のリズムをうまく使って、中盤もイーブンのペースで刻むことができ、自分のレースが出来たと思います。」と話していた西尾が17:35.87の大学ベストで2位となりました。また西尾は「対抗戦のようなみんなの応援が背中を押してくれました。最後のトラックレースで、2日間、とても楽しく走れました。」ともコメントしました。
絶好調な女子長距離陣、この調子で駅伝も頑張ってもらいたいです!!
男子3000mSCでは千葉が2位に入賞しました。気持ちのこもった熱い走りで見るものを感動させ、長距離ブロック長としての意地を見せてくれました。
●千葉のコメント●
「大学高校と7年間陸上をやってきましたが、最後のレースとなりました。結果は2位でベストをだすことはできませんでしたが、本当に走り終わってすごく気持ちが良く楽しいレースでした!応援ありがとうございました。」

2位の千葉(左)
そして、レース後の一コマ☆何の話をしてたのでしょうか??

荒川(左)と長沢(右)
長沢、優勝おめでとう!!
女子800mです。長沢が優勝、荒川が4位という結果でした。荒川と長沢は一緒に800mのレースを走るのはこれが初めてで、そして最後のレースとなりました。
今回の800mが大学での個人種目ラストの走りとなる荒川は「800m、マイル、それぞれに色んな想いを込めて走ることができました。」と語ってくれました。また、「対校戦ではありませんが、それに負けないくらいの応援、気持ちの繋がりを感じることのできる大会になったと思います!」と、振り返っていました。
小原が、男子200mで堂々の3連覇を果たしました。記録も21.66と自己ベストに近い好記録でした。
●小原のコメント●
「100mでは、3年ぶりの自己ベストを出せました。6年間練習してきて、持てる力のすべてを出し切った忘れられない素晴らしい大会となりました。応援や支えてくれたみなさん、本当にありがとうございました。」

見事3連覇の小原!!(中央)

優勝&自己ベストの沼山(中央)
3位の山口(右)も自己ベスト!!
男子三段跳は沼山が自己ベストを更新しての優勝!!山口も同じく自己ベストを更新し3位、松島は4位と上位に入賞を果たしました。3人で競り合いながらどんどん記録を伸ばしていき、見ている側をも楽しませてくれる跳躍を繰り広げてくれました。
優勝した沼山は一日目に出場した走幅跳とこの三段跳に出場して、走幅跳が6M75、三段跳が14M58の優勝で、2種目で自己ベストとなりました。沼山は、「三段跳は決勝でしっかりと競い、勝つことができたので良かったです。走幅跳は自己ベストでしたが決勝に届かず、力不足を感じました。どちらももっと遠くに跳べるように、これから練習していきます!」と、さらなる飛躍とベスト更新に向けての意気込みを語ってくれました。
女子4×400mR、長沢、荒川、紺野、清水のオーダーでの優勝でした。女子最終種目ということもあり、みんなの応援も1人1人が声を張り上げ、チーム一丸となったようでした。最後に、4年生としての意地の走りを見せてくれた荒川は、「10月末の日本選手権リレーに向けて、みんなの気持ちが高まるのも感じられました。課題はありますが、それぞれが精一杯の走りをしたと思います!このメンバーでバトンを繋げたことをとてもうれしく思いますし、個人戦最後の種目を優勝で飾る事が出来た事もとても嬉しいです。」と、喜びを表してくれました。

ファイトだ荒川!!
女子マイル、2連覇です。

貫禄の茂木主将!(中央)
3位、岡田(右)
男子やり投げは最後の最後まで誰が優勝するかわからない接戦となりました。そんな中最後の6投目で抜け出したのが茂木です。68m89の自己ベスト、大会新で優勝しました。

●茂木のコメント●
「目標であった福大記録と70mには届きませんでしたが、最高の雰囲気の中で、最高の仲間の応援を受け、自分が持つ最高の投げができたと思います。何よりチーム全員が一丸となって試合に取り組む姿勢になっていたこと、そしてそれに後押しされてでた記録だと思いました。最優秀選手賞は自分一人の力で取った気が全くしてません!」

主将!!かっこいいです!!
茂木は、最優秀選手賞も受賞しました。全体で臨む大学最後の大会で見事優秀の美を飾りました。
1年間、主将としてこのチームを引っ張ってきた茂木、最初から最後まで主将としての意地をチームのみんなに見せ付けてくれました。この大会が最後の大会となる4年生も多く、様々な想いが競技場を駆け巡った2日間となりました。1・2・3年生もそんな4年生の想いを感じとり、競技面だけでない何か他の大切なものを得られる大会となったのではないでしょうか。
セイコースーパー陸上2007横浜
9月30日(日)に日産スタジアムでセイコースーパー陸上2007横浜が行われました。福島大学からは学生4人、OG4人の計8人が出場しました。

レース前、集中した表情の丹野。
雨が降り生憎の天候によるかなりの寒さの中で、競技が行われました。
しかし、世界陸上に出場した選手が多く出場したり、ISSAやマツケンサンバの振り付けでお馴染みの真島さんのライブなども行われ、盛り上がった大会となりました。
○結果○
100mH
池田久美子さん 13.48 2位
熊谷史子さん   13.85 5位

400m
丹野麻美     52.94 3位
久保倉里美さん 53.81 4位
青木沙弥佳    54.89 6位
渡辺なつみ     55.11 7位
木田真有さん   55.12 8位

200m
丹野麻美     24.20 3位
中村宝子     24.73 6位

走幅跳
池田久美子さん 6m41 2位

女子200m
4レーン:丹野 8レーン:中村(宝)

女子400m
2レーン:木田さん 3レーン:渡辺(な) 4レーン:丹野
8レーン:久保倉さん 9レーン:青木
今回のスーパー陸上、女子400mに出場した1年の渡辺(な)にコメントをもらいました!!

●渡辺(な)のコメント●



「今回は、決していいコンディションであったとは言えませんでしたが、しっかり自分の走りをするように心掛けて走りました。
結果は納得のいくものではありませんでしたが、楽しく走れました。」



世界の舞台も、これで3回目となる渡辺(な)。一つ一つの大会を乗り越えてどんどん力をつけていっていますね!!
編集後記 おまけ
10月に入り肌寒い季節となりました。これから紅葉が始まり木々が綺麗に色づいてきます。紅葉見に行きたいなぁ。 渡邊

今日でまた少し、キーボードが早く打てるようになりました。 中村

秋らしくなったのはいいのですが、いきなり寒い日々が続いています。少し暑かった夏が懐かしくなりました!! 清水

一関です・・・☆